2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

月末にやさぐれる

今日中になんとかしなければならない原稿が2本と準備すべき草稿が1本あるのだが、仕事場に入ったら、もう次号の企画出しと会議が待っていて、結局夕方までナニもできず。そのあと少しやるが、すぐに詰まる。ほとほと情けない。「まぼろしチャンネル」を見…

今年最後の「BOOKMANの会」

朝、風呂に入って上がったら、携帯に電話。右文書院のAさんで、「とりあえずゲラを組みました」と。一瞬絶句してしまう。だって、打ち合せしたの三日前だよ。土日かけて組んでくれたのだろう。もちろん仮ゲラなので、全体を見て、もう一度ゲラを出しなおしに…

私のけもの道

朝9時過ぎに起きて、旬公を追い出して(ホコリが散ると彼女の体に障るのと、居られると本を積む場所がなくなるから)、奥の部屋から売る本を選んで居間に持ってくる。奥の部屋はいま、文字通り立錐の余地もない状態なので、まず、床の本をどかして空間をつ…

イベント行けずに泪橋に行った

酔っ払うと、夜中に眼が覚めてしまう。黒川博行『蒼煌』を最後まで読む。これは、美術界版「白い巨塔」である。立場の違う登場人物たちの利害関係がうまく書き分けられていて、最後まで飽きなかった。昨日、セドローくんにもらった、新雑誌『WiLL』を眺める…

塩山さんとしょっぱいお茶を

4時前まで、黒川博行『蒼煌』(文藝春秋)を読み進める。このまま一気に読了してしまいたいところだが、明日がつらいので止めて寝る。朝起きて、まだ風邪気味。風呂を湧かしてゆっくり浸かる。今日は勝負の日だから、沐浴潔斎しておかないと。旬公のお出か…

保昌正夫と清原なつのの新刊に出会う

昨夜は、何度やってもこの日記が登録できず、焦る。なぜか半分だけは登録できたので、とりあえず寝る。朝は普通に起きて、出かける。ポストに〈青猫書房〉の目録があったので、千代田線のナカで目を通し、新御茶ノ水の駅で即電話注文。これまで2度ハズれて…

「俺の店」の衝撃

★24日夜から日記が全文登録できずに混乱してましたが、25日昼、別のマシンからアップできました。しかし、なぜ昨日は半分しか登録できなかったのか、不明です。11時に仕事場に着き、青焼きのチェック。最後の一本の色校正は今日は出ず。こまごまとした雑用を…

初めてのバス路線の愉しさよ

またしても5時ぐらいまで眠れず、昨夜読んだ『孔子暗黒伝』に続き、諸星大二郎の『暗黒神話』と自選短編集2冊を読んでしまう。ちょうどまとめて文庫化されたのを期に再読したのだが、やはりこのヒトの発想は飛びぬけている。というわけで、今朝も寝坊。午前…

雑誌づくりは難しい

朝8時半に起きて、区役所に電話し、その足で自転車に乗って出かける。とりあえず、応急処置はほどこした……が、年内にカタつけなければならない。帰りに、あの北島選手の自宅の肉屋〈きたじま〉で、噂のメンチカツサンドでも買おうと思ったら、販売は水曜日…

「不忍ブックストリート」を流す

午前中、青弓社のサイトに載る短い原稿を書く。ちょっと検索していたら、「週刊読書人」サイトの「上原草の地方出版本は蜜の味。」(http://www.dokushojin.co.jp/uehara_sou.html)というコラムを見つけた。書肆アクセスの売上ベスト10を紹介して、コメント…

市川春代はモダンだった!

朝刊で知った。市川春代、死す。91歳、老衰のため。ショック。死んだことがじゃなくて、まだ存命だった、ということに関して。市川春代と云えば、ぼくにはマキノ正博監督の時代劇ミュージカル《「鴛鴦歌合戦》(1939)しか思い浮かばない。〈大井武蔵野館〉…

買ってくるぞと勇ましく……

昨夜も3時まで眠れず、こうしていてもしょうがないと、「早稲田古本村通信」の原稿を書く。今回は新宿区中央図書館のこと。書き終わって、布団に入るが、そのあとしばらく眠れなかった。でも朝はちゃんと9時に起きた。なぜなら今日は、〈ブックオフ〉千駄…

そこまで出来ません

昨夜も安らかに眠れず。なんでだろうなあ。山本善行さんからメールあり。「文化祭の古本をねらう話、最高です。なかなかそこまで出来ません。そうか、こんな手もあったのか、と少し悔しかった。こういうことをさせると河上くんは日本一ですね」と。他の誰で…

「朝ジュンク」のススメ

昨夜、一週間ほどかけて少しずつ読んでいた、鶴ヶ谷真一『古人の風貌』(白水社)を読了した。岡本綺堂、神代帚葉(校正の神様。島根出身)、石川巌、松の門三草子(奇しくも、小沢信男の新刊『悲願千人斬の女』で読んだばかり)など、明治に生きた人物を取…

山名文夫がアツイ!?

今朝は、少し寝坊する。仕事場に詰めるコトになった旬公と、最近ちかくにできたおにぎり屋でおにぎり(うなぎ、ちりめん山椒、たらこ。いずれも100円は安い)を買って、タクシーに乗る。仕事場に着いて、昨夜まとめた対談のゲラを見つつ、討論のまとめを。長…

曙光がみえた

夜中、「本のメルマガ」の原稿をまとめる。最近はこの日記に新刊書店のコトも書いているので、そこから転載すればいいのだけど、なんかそれだけじゃつまらないので、書き直することが多い。そもそも、日記に本屋のコト書かなければいいんだけど、どうもガマ…

動きのない一日

前日と同じく、いっこうに進まず。膠着状態。夕方、気分転換に千駄木まで出て、久しぶりに〈乱歩〉でコーヒーを飲む。届いていた〈オヨヨ書林〉の目録第3号(旅行本特集)を見る。オモシロイ本がいっぱい出てくるけど、無理に「旅行本」特集にする必要もなか…

同じことの繰り返し

一昨日からやってる仕事が、まったく前に進まない。気分を変えようと、朝から高田馬場へ。駅の改札口を出ると、セドローくんが出迎えに。「これから行きます」とメールしただけなのにこの接待振り。どうせなら、BIG BOX古書市の会場まで、赤絨毯ひいといてく…

諸先輩に脱帽!

11時すぎにウチを出る。電車の中で、ポストに入っていた、『日本古書通信』11月号を読む。すでに林哲夫さんが日記(http://www.geocities.jp/sumus_co/daily-sumus11.html)に書いてしまったが、「最近の古書即売会 収穫と希望」というアンケート特集がオモ…

面白味のない一日

仕事が進まないと、読書に逃避したくなる。昨夜は小谷野敦『評論家入門』(平凡社新書)を一気読み。後半に行くにしたがって、調子が出てくる。そのあと、海渡英祐や中町信のミステリを読むうちに夜中になってしまった。朝起きて、自宅で対談のまとめ。調子…

立ち食いそばとさぬきうどん

今日も朝から仕事場へ。著者校の戻りを待つあいだ、神保町に行き、〈日本特価書籍〉で、小谷野敦『評論家入門』(平凡社新書)ほかを買う。この本、数日前に出るのを知って、書店でチェックしていた。立ち食いそば屋で読み始めると、章扉のイラストがナンと…

今日は短いです

1時過ぎに布団に入っても、3時すぎるまで眠れないというパターンが続いている。そういうときに、あまり気持のよくない本を読んだりすると、よけい眠れない。というワケで、寝たりないママに仕事場へ。ゲラ、打ち合わせ、図版作成、その他。8時前に出る。 ウ…

不忍ブックストリートに大事件発生!?

『旅の仲間 瀬田貞二追悼文集』を拾い読みしているうちに、いろんな発見があり、腰をすえて最初から読む。没後に、ライフワークだった『落穂ひろい 日本の子どもの文化をめぐる人びと』上・下(福音館書店)が出たことを知る。出版文化研究会の「子どもの本…

本屋にナニを求めるのか

夜中に、ブックマークをたどっていたら、アスキーの日記サイト(なのか?)「mmm」(http://mmm.ascii24.com/diary/)が8月末で終了していたコトが判明。ここに『月刊アスキー』編集長の遠藤諭さんが日記を書いていたのだが、6月15日に『ナンダロウアヤ…

障害者プロレスを見た夜

少し朝寝坊してしまった。青山学院中等部に電話すると、今日からの文化祭で古本市をやるとのこと。いそいそと出かけて、表参道まで。中学生だからか、共学だからか、他の私学の文化祭に比べておっとりした雰囲気が漂っている。クラスごとに出し物(体力測定…

新札に出会う

眠れなくなって、昨日買ってきた、土屋ガロン(作)・嶺岸信明(画)『オールド・ボーイ』全8巻(双葉社)を最後まで読む。市民社会の枠から外れた二人の男の対決を描く、土屋ガロンこと狩撫麻礼の原作は、名作『ボーダー』(たなか亜希夫・画)に匹敵する…

本の山の崩れる音

昨夜、さあこれで寝ようと、電気を消して寝床に行こうとしたとき、本の山をまたぐタイミングを間違って、バランスを崩してよろめく。手を付いたのは、限界まで積まれた本の山。ひとつ崩れると、連鎖的に二つ、三つと崩れる。夜中に本が崩れる音を聴くのは、…

見えないものを見る力と、見えるものを見えなくする力

祝日。10時前にビデオを返しにいき、目の前のバス停から池袋行きのバスに乗る。池袋へは電車で行く方が早いのだけど、白山から巣鴨とげ抜き地蔵を通り、裏側から池袋東口に入っていくこのルートが好きなのだ。後ろの席に座ると、母親に抱かれた赤ん坊がこっ…

やればできる子なんです

今日は自宅で作業。著者との校正のやり取りをしながら、朝から自分の原稿を書く。BGMは[高田渡トリビュート]。ちょっとリスペクト感が強すぎるのでは。もっと自分流に解釈してほしかった気がする。高田渡本人の「調査節」も入っている。ジャケットは森英二郎…

アンケート総評と幻堂イベント

仕事場に行って、ゲラの直し、その他。文字直しをしたり、ファクスを著者に送ったりしてると、たちまち時間が過ぎる。某新聞のA記者来たる。会議室が使用中だったので、坂の下の喫茶店に入り、「モクローくん通信」や古本関係の活動についての取材を受ける。…