月末にやさぐれる

今日中になんとかしなければならない原稿が2本と準備すべき草稿が1本あるのだが、仕事場に入ったら、もう次号の企画出しと会議が待っていて、結局夕方までナニもできず。そのあと少しやるが、すぐに詰まる。ほとほと情けない。「まぼろしチャンネル」を見ると、「帝都逍遙蕩尽日録」(http://www.maboroshi-ch.com/cha/nandarou.htm)がアップされていた。バリ島に行ったハナシ。そういえば、この日記、バリ島の部分が何日か抜けているママだったな。


千駄木まで戻り、〈Ryu〉で晩飯。ロシア風ハンバーグというのを食べる。ウチに帰るが、仕事ができない(したくない)状態は続き、オンライン古書店で注文して昨日届いた、いしかわじゅん『秘密の手帖』(角川書店)を読む。著者の周囲の文筆業者をネタにしたコラムで、すでにマンガやエッセイで読んだネタも多いがおもしろい(後半、タレントやミュージシャンを取り上げた部分はツマランけど)。そのあと、同じ著者の『鉄槌!』(角川文庫)も読み返す。この本を読んで、なんだかリアルな、エグい本が読みたくなり、解説を書いている高橋源一郎の『追憶の一九八九年』を探すも、日記本を収めた棚には単行本も文庫も見つからず。 こないだから再読しようと思っていた、塩山芳明『嫌われ者の記――エロ漫画業界凶悪編集者血闘ファイル』(一水社)を引っ張り出して読み出すと止まらない。やさぐれているウチに日付は変わり、12月に突入するのであった(結局、朝早く起きてやろうという決意もむなしかった)。


【今日の郵便物】
★古書目録 秦川堂書店、西村文生堂、書窓展