2008-01-01から1年間の記事一覧

極私的2008年ベスト12のテーマは「回想」

年の終りに、今年読んだ本のベスト12を書いておきます。掲載は順不同。今回は小説は省きました。 武藤康史『文学鶴亀』国書刊行会 栗原裕一郎『〈盗作〉の文学史』作品社 坂崎重盛『東京読書』晶文社 岡崎武志『女子の古本屋』筑摩書房 津野海太郎『おかしな…

冬コミで101冊売れた!

朝6時半起き。千駄木駅前のコンビニでカラーコピーを取って、千代田線に乗る。日比谷で有楽町線に乗り換え、新木場。りんかい線で国際展示場へ。ここまではワリと人が少ないかなと思っていたのだが、改札を出た途端、すごい行列。それでも意外に早く、8時20…

年末に来る山

「しのばずくん便り」(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20081229/p1)に、不忍ブックストリートの実行委員募集のお願いを載せました。スタートから4年が経ち、そろそろ節目かなと思っています。新しく加わってくれる人たちが、自由にアイデアを生かせる…

コミケで販売するもの

いよいよ明後日、コミケに出店します。けものみち文庫の新刊はまだ届いておらず、明日か、ひょっとして当日会場で手にすることになるかも。年内にはうまく行っても、2、3店にしか納品できないので、この際にお求めください(取扱い店舗は後日発表)。なお…

日常が戻ってくる

昨日の〈古書ほうろう〉での津野海太郎さんとのトーク、無事終わりました。ずっと雨が降っていたのですが、40人近くのお客さんが来てくれました。知った顔、かなり多し。休憩を挟んで2時間やりましたが、雑誌の現物を見せながらだから、なかなか忙しかったで…

入稿と一段落

けものみち文庫2『山からお宝』、今日入稿しました。デザイナーKさんの着実な進め方のおかげで、締め切りに間に合いました。表紙はグレゴリ青山さんのイラストと、武藤良子さんの題字のコラボレーション。裏表紙と口絵には、カラーで「本の山」写真が入りま…

けものみち文庫2発行のお知らせ

告知です。 けものみち文庫2 『山からお宝 本を積まずにはいられない人のために』 著者 南陀楼綾繁&積ん読フレンズ A5判 72ページ カラー表紙+カラー口絵1ページ 表紙イラスト グレゴリ青山 定価1,000円+税 「本棚」本、「書斎」本にはもう飽きた!? 「本…

素晴らしき〈書原〉仙川店

ご無沙汰です。ライターと名乗りつつ、昨年までは月刊誌の仕事が少なかったので、「年末進行」というヤツがどこか他人事だったのですが、今年はそれに引っかかる仕事がかなり増えた上、単行本の編集や書下ろしの準備があり、さらにコミケに間に合わせるため…

調べものと打ち合わせ

昼にG社のTさんと友人のMさんと八幡山で待ち合わせて、〈大宅文庫〉へ。実際に閲覧に来たのははるか昔に一度だけ。すっかり利用法を忘れていた。しかし、冊子体、データベースの目録はさんざん使っており、複雑な使用法(冊子版だけで6種類ぐらいある)もア…

小西昌幸さんとトークします

来年の話ですが、告知です。徳島を拠点として発行されているミニコミ『ハードスタッフ』の15年ぶりの刊行を記念して、小西昌幸さんと話します。小西さんと初めて会ったのは高松での宮武外骨についての講演会のときでした。13年ぐらい前でしょうか。その後、…

東京ローカル・ホンクにインタビュー

昨日の〈東京堂書店〉での内澤旬子・平山夢明トークショーには100人近くのお客さんが来てくださり、盛況でした。予想通り、いや予想以上に暴走する平山さんを内澤がコントロールするかと思いきや、もっとヤバイ話を始めたりして……。『おやじがき』も30冊以上…

焦る夢

渋谷毅さんと共演することになった。いや、夢のハナシね。「一緒にやろう」と声をかけてもらい、ライブハウスに出ることになった。気がつけば当日になっており、その会場に行くと、すでに客がつめかけている。渋谷さんはまだ来ない。家に電話すると、「あー…

ピッポ号が行く!

日記書いてる余裕はないのだが……。ピッポさん(http://blog.livedoor.jp/pipponpippon/)、旅猫さん(http://tabineko.seesaa.net/)の日記の補足のつもりで書きます。先週の土日、ピッポさんの車で長野に行ってきた。同乗者はピッポさんの音楽をつくってい…

20年ぶりの矢口博康

昨日は午後にずっと引きずっていた原稿がようやく書きあがり、そのあともう一本あげてから出かける。新宿三丁目の〈ピットイン〉。「アルタードステイツ・3デイズ」の最終日で、「シカゴ」カバープロジェクトがこの日の趣向。アルタードステイツの3人にホー…

『おやじがき』刊行です!

バタバタしていてお知らせが遅れました。内澤旬子の新刊『おやじがき』(にんげん出版)は明日21日の配本だそうです。神保町あたりの書店には土曜日には並ぶのではないでしょうか。直販でのお店にはサイン本をお送りする都合上、来週になるかもしれません。…

津野海太郎さんとトークします

告知です。「十番勝負」、いよいよ残り3回になりました。 『ぐるり』プレゼンツ 南陀楼綾繁のトーク十番勝負 その8 雑誌が生まれる場所〜『おかしな時代』刊行記念〜 出演 津野海太郎(編集者・演出家) 南陀楼綾繁(ライター・編集者) 〈サブカルチャー〉…

ブックオカ余聞

昨夜、〈気流舎〉で行なわれた徳島高義さんとのトーク、無事終わりました。お客さんは10人ほどで顔見知りが多かったので、リラックスして話ができました。徳島さんは「記憶力がない」と謙遜されつつ、多くの興味深いエピソードを話してくださいました。終わ…

私を追分まで連れてって

このブログをご覧になっている方にお尋ねです。こんど22日(土)に軽井沢の〈追分コロニー〉で行なわれる岡崎武志さんのトークに、都内から車で行くつもりの方はいらっしゃらないでしょうか? よかったら、私を乗せていってください。ガソリン代は負担します…

福岡から戻りました

さきほど福岡から帰ってきました。8日は、けやき通りの一箱古本市は延期せずに開催されました。最後の2時間ぐらいポツポツと雨が降ったものの、曇り空のなか無事できたのはヨカッタです。「古本けものみち」の売上は2万6000円。紙モノがかなり売れました。…

明日はブックオカ一箱古本市

いつも以上に遅れに遅れた「小説検定」の原稿を、ようやくさっき送り、バイク便に荷物を渡す。これやってるときは、まともに本が読めず、つらい(と云いつつ、東村アキコ『ひまわりっ 健一レジェンド』を第8巻まで、『きせかえユカちゃん』を第10巻まで一気…

『酔っぱらい読本』トーク、受付中

来週開催の徳島高義さんのトーク、もうちょっと参加者ほしいところです。吉行淳之介を中心に担当された作家や雑誌『群像』のこと、あるいはアンソロジーの編集について貴重なお話を伺える機会だと思うので、迷っている方はぜひご予約ください。 『ぐるり』プ…

明日から「ブックオカ」

明日、11月1日(土)から福岡の本イベント「ブックオカ」(http://www.bookuoka.com/)が始まります。今回も11月30日までの一ヶ月間、市内の各地でさまざまな催しが行なわれます。今年は、リーフレットが地図中心のコンパクトなものになった代わり、10月28日に…

仙台から戻りました

秋のふるほん巡業シリーズ、仙台篇が終わりました。「BOOK BOOK SENDAI」の古本市は3店とも盛り上がってましたよ。11月3日(月・祝)までなので、この週末が狙い目です。今夜は代表の武田こうじさんのポエトリーリーディングが〈stock〉であります。 http:/…

内澤旬子×平山夢明トーク

告知です 『おやじがき』(にんげん出版発行)刊行記念トークショー 秋の☆おやじがたり〈サーモントロ篇〉 出演 内澤旬子(イラストルポライター) 平山夢明(作家) 印刷、書斎、屠畜、そして次は……おやじ! モノとヒトをクールな目で見つめ描くイラストル…

内澤旬子『おやじがき』のお知らせ

新刊のご案内です おやじがき 絶滅危惧種(レッドデータ)中年男性図鑑 イラスト・文 内澤旬子 装幀 寄藤文平 オビ文 辛酸なめ子 11月下旬刊行!! ロングセラー『世界屠畜紀行』(解放出版社)の著者にして、TBS『情熱大陸』にも出演した内澤旬子が、9年前に…

ガードってナニ?

朝8時起き。《だんだん》は本人同士の入れ替わりへ。「双子モノ」は必ずコレをやらねばならないという決まりでもあるのか。西日暮里に行き、連絡もろもろ。決着がつかない件がいくつかあり、落ち着かない気分。〈古書ほうろう〉に寄って、「小説検定」の資料…

よんさんプラス

昨夜一足先に寝てしまったのが、旬公に話しかけられて、半分寝ぼけて「よんさんプラス」と繰り返す。「SOY JOY」のCMで田中麗奈と豊川悦司が「葉酸プラス」と云うのだが、何度聞いても「よんさんプラス」としか聞こえない。それが頭に残っていたのだろうか。…

千駄木にトドが三匹

朝8時起き。眠たいが、準備しなければならないこと多し。部屋の片づけをやりながら、もやしとほうれん草のナムルをつくり、〈大銀〉でいろいろ買い物してくる。そのあと、西日暮里に行き、遅れていた原稿を書く。4時に上がる。タクシーで三河島駅へ。L社の…

一箱だよ、おっかさん

8時起き。カーテンを開けると、まぶしい日差しが。最高の一箱古本市日和になりそう。8時半に光源寺に集合。青秋部の石井・中村の指示に従って、場決め、テント設営、テーブルの配置などを行なう。その場で判断することも多く、気がつけば店主集合の10時にな…

月の湯でのんびり

朝8時起き。ちょっと片づけをして、早稲田行きのバスで出かける。音羽の停留所で下りて、長い坂を登って〈月の湯〉へ。小雨が降っているが、開始を待つ客が並んでいる。こういうイベントで道案内をする退屈男くんの姿が見られないのはさびしい。と思っていた…