東京ローカル・ホンクにインタビュー

昨日の〈東京堂書店〉での内澤旬子平山夢明トークショーには100人近くのお客さんが来てくださり、盛況でした。予想通り、いや予想以上に暴走する平山さんを内澤がコントロールするかと思いきや、もっとヤバイ話を始めたりして……。『おやじがき』も30冊以上売れたそうです。ありがとうございます。


今日は昼から雑司ケ谷の「みちくさ市」へ。いい天気でヨカッタ。ひとつの商店街を使っての古本市という点で、ブックオカ一箱古本市に近いが、向こうは大通りなのに対して、こちらはホントに庶民的な商店街だ。場所を貸してもらうだけじゃなくて、営業している商店が多いのもいい。昼飯に入った〈風味亭〉のタンメンがうまかった。出店者には一箱関係者が多く、やたらと声をかけられる。初めて出す人がもうちょっと多いとヨカッタかも。ぜんぶで10冊ぐらい買ったか。荻原魚雷さんにカーネーション直枝政広さんを紹介される。デビュー以来のファンなのだが、突然だったので、気の利いたことは何も云えず。帰りに〈往来座〉に寄り、平凡社下中弥三郎の研究雑誌の合本という珍しいものを3500円で買う。セドローくんが出したもの。


『ぐるり』最新号の巻頭で、東京ローカル・ホンク(http://www.honk.jp/)のインタビューを担当しました。12月発売のライブアルバム[クワイエット・ロックンロールの世界]に合わせたもので、バンドやライブのことをたっぷり訊いています。


昨日、〈弥生美術館〉で、上京された小西昌幸さんと待ち合わせ、『ハードスタッフ』の最新12号を受け取りました。前号からなんと15年ぶり。前号が出たあとで知り合ったぼくも、この号で「悲しきコレクター 板祐生と川西健一・川西英」という文章を寄せています。来年1月19日(月)には、〈古書ほうろう〉で小西さんとぼくでトークをやります。詳細は近いうちに。


ネットで梶山季之のことを調べていたら、あるサイト(投資家向けの商品を販売している)にこんな記述が。「生前は『黒の試走車』と『赤いダイヤ』の2冊しか出版されていなかったが、その後、次々と作品が刊行され、現在まで合計1000万部を超える売り上げを示している」。よくもまあ、こんなデタラメが書けるもんだよ。その前に「流行作家となる(1970年には文壇所得番付で1位に)」とある人の単行本が、なんで生前に2冊だけなんだ。こんなヤツに他人のプロフィールをまとめる資格なし。