よんさんプラス

昨夜一足先に寝てしまったのが、旬公に話しかけられて、半分寝ぼけて「よんさんプラス」と繰り返す。「SOY JOY」のCMで田中麗奈豊川悦司が「葉酸プラス」と云うのだが、何度聞いても「よんさんプラス」としか聞こえない。それが頭に残っていたのだろうか。このCMでぴょんぴょん飛ぶ二人はけっこうカワイイ。


8時に起きて、今朝も《だんだん》。先週の『週刊文春』で林真理子祇園を知っている自分から見ると、あの女の子が舞妓ってえのは信じられないとか書いてたな。西日暮里に行き、今日戻すゲラのチェック。やってるうちに雨が降り始める。先週、某社が返送したという資料がいまだ届かない。ネットで検索すると「配達済み」と出るので、郵便局に問い合わせてみると、恐るべきことが判る。「近所の別のマンションの同じ部屋番号の人に届けてしまった」という。そんなでたらめなコトあるのかよ! 先方と連絡が取れないので待ってくれとのこと。最近の郵便局って、ぜんぜん信用できないよ。


2時半にデザイナーIさんのところで校正を戻す。弁当屋マツタケごはんとギョーザを買って、仕事場で食べる。4時に出て、神保町へ。〈神保町シアター〉で特集「昭和の庶民史・久松静児の世界」。今日は吉屋信子原作の《安宅家の人々》(1952)。冒頭10分ほど睡眠。そのあと、こんなメロドラマと思いつつ、最後の方には泣けてしまった。船越英二が知的障害のある当主を好演。この人はすごい役者だ。田中絹代もよかったが、乙羽信子がこんなに美しかったとは! 2時間近くあるが、長くは感じなかった。〈すずらん堂〉で『コミックビーム』と川島よしお『おりんちゃん』第1巻(双葉社)を買ってから、ウチに帰る。夜は昨日の鍋に、肉や野菜をいろいろ足して食べる。もっといいダシが出てきた。