月の湯でのんびり

朝8時起き。ちょっと片づけをして、早稲田行きのバスで出かける。音羽の停留所で下りて、長い坂を登って〈月の湯〉へ。小雨が降っているが、開始を待つ客が並んでいる。こういうイベントで道案内をする退屈男くんの姿が見られないのはさびしい。と思っていたら、療養中の退屈男くんが半分閉まったシャッターから苦労して外に出てくる。痛々しい。……そこまでして出てこなくても。


10時に中へ。今回は男湯も女湯も古本が中心だから、かなり物量がある気がする。〈往来座〉で使えそうな資料がたくさん出てて、けっこう買ってしまった。牛イチロー先生に会計してもらったら二千数百円と云われ、ずいぶん安いなーと思う。しばらく後に呼び出され、六千数百円のマチガイだったと告げられる。いちど安く云われたから、詐欺にあったような気分だ。カフェスペースでビール飲んだり、チャイ飲んだり、揚げ餅食べたり、リンゴケーキを食べたりしてのんびり過ごす。*写真はピッポさんの相談に乗る南陀楼武藤良子撮影)。ピッポさんからCDをいただきました。聴かせてもらいます。


今朝東京に来た両親から電話があり、これから「はとバス」に乗ると。終りが5時ということなので、いったん西日暮里に戻ることに。月の湯の近くの中華料理屋が気になっていたので、ガラリと扉を開けると、近くで工事でもあるのか、同じ風体の男ばかりで気後れする。その中で海ねこさんが一人で食べていた。あとから〈藤井書店〉の藤井さんも来る。ラーメンはあんまり好きな味ではなかった。バスで西日暮里に戻り、本を読んだりしてすごす。


5時に東京駅丸の内口へ。はとバスの待合室で両親に会い、山手線で日暮里へ。駅前のビジネスホテルにチェックインする。ウチは狭いし、めちゃくちゃな生活サイクルだし、しかたない。谷中や本郷の旅館を探したが、予約で満員だったのだ。歩くのに疲れたというので、日暮里から舎人ライナーに乗って西日暮里へ。初めて乗ったけど、車両の内部はけっこう狭いんだなあ。〈大栄〉で旬公と合流し、いろいろ食べる。この店、定休日が月曜から日曜に変わった。タクシーで両親をホテルに送り、西日暮里まで。しかし、仕事をする気力が起きず、ウチに帰って10時前には寝てしまう。ああ、疲れた。