動きのない一日

前日と同じく、いっこうに進まず。膠着状態。夕方、気分転換に千駄木まで出て、久しぶりに〈乱歩〉でコーヒーを飲む。届いていた〈オヨヨ書林〉の目録第3号(旅行本特集)を見る。オモシロイ本がいっぱい出てくるけど、無理に「旅行本」特集にする必要もなかったのでは、と思う。こういう特集タイトルにすることで、見るほうの意識もなんだか限定されてしまいがちなので……。数冊ほしい本があったので、そのまま自転車で店までいく。近所だとこういうとき便利だ。


曲がり角と入口に看板が設置されていた。おお、なかなかセンスいいねえ。店の中も以前と比べてずいぶん整理されていた。山崎さんは不在で、見知らぬ女性が店番している。オヨちゃん、いつもキレイな女性を雇ってるねえ。「目録の本で見たいのがあるんですが……」というと、オヨちゃんに電話してくれる。しかし、店にあるハズの本が見つからず、とりあえず予約を入れておく。ぼくとの「バッタリ遭遇度」がかなり高い、〈ぶらじる〉の竹内くんが来て、声を掛けてくれた。やはり目録を見て来店したそうだ。


翌日の話になるが、鳥取定有堂書店〉(http://homepage2.nifty.com/teiyu/)の奈良敏行さんからメールで、「ウチの娘に会いましたか?」と。以下、娘さんのメールを勝手に転載(ゴメン!)すると、「昨日、その新世紀書店のご縁で知り合った、オヨヨ書林の店番をしていたの。即売会とやらで、留守にするらしく、頼まれたのでした。そしたら、河上さん、来てたよ。オヨヨ書林は最近、目録を作ったのね、で、そこから希望の本を実際に見たい、ということで訪れていた。名前は河上……。そして、もしかしてこの風貌は、ナンダロウアヤシゲ!? と思い、帰ってきたオヨヨさんに聞いたら、やっぱりそうだった」とのことです。奈良さんの娘さん、新世紀書店のパンフの作成を担当してたというので、あわててスタッフを見ると、たしかに奈良さんというお名前が。おいおい、このパンフ一緒につくったの、高野マユタンだよ。新世紀書店−オヨヨ書林定有堂書店―高野マユタン、そして南陀楼綾繁と、妙なつながり具合だ。面白いねえ。


それはヨカッタけど、仕事はいっこうに進まず。今日もアンケート紹介はお休みです。


【今日の郵便物】
★古書目録 オヨヨ書林