同じことの繰り返し

一昨日からやってる仕事が、まったく前に進まない。気分を変えようと、朝から高田馬場へ。駅の改札口を出ると、セドローくんが出迎えに。「これから行きます」とメールしただけなのにこの接待振り。どうせなら、BIG BOX古書市の会場まで、赤絨毯ひいといてくれ(と増長してみる)。ちょうど休憩時間だというので、喫茶室で雑談。そのあと会場へ。


セドローくんが「加藤美侖の本がありましたよ」と云うので、平野書店の棚へ。たしかに『宴会座興かくし藝』(泰光堂)があった。『是丈は心得るべし』の改版。この巻、持ってるかもしれないが、リストを途中までつくってヤメてしまったので、判らない。1000円なので買っておく。隣に、大塚正彦『集金秘録』(事務能率研究社)という本がある。手を出さずにひと回りしたが、なんだか気になって手に取ると、これは電灯会社の集金人の体験記であった。「支払いぶりと感情の変化」「不良長屋を矯正した話」「色仕掛けの釣り銭詐欺」「女に溺れた集金人の話」などのオモシロそうな見出しが並ぶ。800円。買いました。


仕事場に行ってやりはじめるが、1時間経たないうちに詰まる。こんなことの繰り返しだ。で、ウチに帰って、またできなくて、町屋まで自転車で行って、ガード下の古本屋で何冊も買い、帰ってきて取り組んでは止まる。けっきょく、出だしのところでぐるぐるループしてるだけなので、そこさえ突破できれば一気呵成なのだけど……。という状態なので、今日はアンケート紹介は休み。


【今日の郵便物】
★『レモンクラブ』12月号 今回の「活字本でも読んでみっか」は、中原昌也のエッセイ集を。ハシラで塩の字が、「綾繁センセの原稿書けないネタはつまらない」と、いつものよけいな一言を。