秋のブックイベント

告知です。まずは秋のほうろうイベント。

大竹昭子のカタリココ ゲスト黒川創


三年目を迎えるトークと朗読の会<カタリココ>。
今年は都内の五つの町の五つの古書店でおこないます。
それぞれ特徴ある店作りをして街と人をつなげているお店です。<カタリココ>を聞きに、本をたずさえて、東京逍遥に出かけませんか。(大竹昭子


ナビゲーター 大竹昭子
ゲスト    黒川創


日時 2009年10月21日(水)
    開場 19時 開演 20時
会場 古書ほうろう 東京都文京区千駄木3-25-5
入場料 1,500円


カタリココHP http://katarikoko.blog40.fc2.com/blog-category-0.html
書評空間  http://booklog.kinokuniya.co.jp/ohtake/


★詩の朗読会 "Evergreen Knee-high Revue" 10/24(土)
第17回芸工展参加企画
DOUBLE TAHESHI PRODUCTION PRESENTS T.K.REVUE 04
TRIBUTE TO 岸田衿子
"Evergreen Knee-high Revue"


出演 カワグチタケシ 石渡紀美 小森岳
日時 2009年10月24日(土)18時開演
料金 1000円
会場/お問合せ先
   古書ほうろう 東京都文京区千駄木3-25-5

★田村七痴庵独演会 第二回
彷書月刊』編集長が語る小さな雑誌の作り方


日にち 11月4日(水)
時間  18時半開場/19時開演
木戸銭 1000円(飲み物持込み可)


出演  田村七痴庵(彷書月刊
ゲスト 川原理子谷根千工房


第一回は「彷書月刊編集長が語る古本と古本屋とどうでもいいこと」と題して、9月4日にポラン書房さんで開催され大盛況でした。第三回は浅生ハルミンをゲストに、2010年1月31日(日)<西荻ブックマーク>今野スタジオマーレで予定されています。


※ご予約は電話かメールで。
古書ほうろう 03-3824-3388
horo@yanesen.net
(イベント名、お名前、人数、当日ご連絡できる電話番号をお書き添えください)


次に〈ヒナタ屋〉。

第2回LITTLE EXPO '09スタンプラリー参加企画
はと+わた毛文庫
「こびっちゃんのエホン部屋」


期間:10月20日(火)〜11月28日(土)
場所:カフェ・ヒナタ屋
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-10 振天堂ビル4F
phone&fax 03-5848-7520
OPEN-11:30 CLOSE-22:00 
Last-order-21:00 定休日-日/月/祝
※11月1日(日)は臨時営業いたします
http://www4.plala.or.jp/HINATA-YA/


絵描きのはとちゃんが産み落とした”こびっちゃん”。
わた毛文庫さんセレクトの絵本が並ぶ店内外を、沢山のこびっちゃんがを占拠します。
お気に入りの絵本や雑貨と隠れたこびっちゃんをカフェ・ヒナタ屋で見つけてね!


第2回LITTLE EXPO '09ブログ
http://ameblo.jp/littleexpo/entry-10344087420.html

あと「西荻ブックマーク」。

★2009年10月18日(日)
第36回西荻ブックマーク
「コラムニスト、なのである」
〜雑談日和〜
出演:えのきどいちろう×進行:北尾トロ
会場:今野スタジオマーレ
開場16:30/開演17:00
料金:1500円(会場でお支払い下さい)定員25名 要予約


ラジオパーソナリティをしていても、スポーツ観戦記を書くときも、アイスホッケーにのめり込んでも、肩書きはいつも「コラムニスト」。今宵はそんなコラムニスト人生についてのんびりと話します。


★2009年11月15日(日)
第37回西荻ブックマーク
「読むこと・歩くこと・書くこと(仮)」
平出隆×扉野良人師弟対談
会場:今野スタジオマーレ
開場16:30/開演17:00
料金:1500円(会場でお支払い下さい)定員25名 要予約


多摩美術大学芸術学科で教鞭をとられている詩人・作家の平出隆さんと、そのゼミのご出身で僧侶・エッセイストの扉野良人さん。
例えば平出さんが「海の背広」という短編で、川崎長太郎から譲り受けた背広をヨーロッパへの旅に持ち出す様子を描けば、扉野さんは「ぼくは背広で旅をしない」というエッセイで、石川啄木萩原朔太郎の詩歌から背広を着て旅に出かける一節を紹介しつつ“旅に対する時代感覚”の違いを表す―――書かれたときは異なれど、「旅」と「背広」についてわざわざ思いを巡らせて書く、しかもタイトルに記す、というお二人の感性は、師弟関係であること以上の何かを物語っているのでは、と楽しく想像力を刺激してくれます。
「詩と散文」「パサージュ」など、そのほか共有されているキーワードや固有名も引き合いとしながら、ゆるやかに語り合っていただく2時間です。


えのきど&北尾も気になるが、平出×扉野をやるとは知らなかった。好企画です。
次に仙台。〈火星の庭〉で飯沢耕太郎さんの企画。Pippoさんのライブもあるよ。

1970〜80’s 少女漫画喫茶


飯沢耕太郎さんの最新刊
戦後民主主義と少女漫画 〜大島弓子萩尾望都岡崎京子を読む〜』(2009年6月刊/PHP新書)をガイドに、火星の庭で期間限定の少女漫画喫茶をひらきます。


★飯沢さん所蔵の少女漫画をカフェで読み放題。10/15(木)〜10/26(月)
店内も80年代少女漫画テイストに変身。
★特設コーナーにて70〜80'漫画2000冊SALE。 10/15(木)〜10/26(月)
★Special企画!!飯沢さんの少女漫画トークと、文系ファンタジックシンガーPipooとうさぎのギター弾きウサリンのライブを開催。二組の共演ははじめて。ファンタジックな夜をぜひお楽しみ下さい。


飯沢耕太郎トークPippo with ウサリン ライブ」
10/17日(土) 開場18:30 開演19:00〜21:00
場所book cafe 火星の庭 入場料2000円


part1:飯沢耕太郎トーク「ぼくが好きな少女まんが」
part2:文系ファンタジック・ライブ 「 Pippo with ウサリン
※要予約。メールかお電話で受付中。
メールアドレス  kasei@cafe.email.ne.jp
電話 022-716-5335
☆ご来場の際、お好きな少女漫画を1冊お持ち下さい。


そして、京都。

★子どもの本専門店メリーゴーランド京都2周年記念企画          
“小さな古本市”

10月10日(土)・11日(日)・12日(祝月) 10:00〜19:00
会場   寿ビル5F メリーゴーランドとギャラリーギャラリーの公共スペース
   600-8018 京都市下京区河原町通四条下ル市之町251-2 寿ビル5F
電話 075−352−5408(メリーゴーランド京都 担当,三野 協力,扉野)
E-mail mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp

ミニ・ライブ   吉田省念と三日月スープ 
10月12日 15:00スタート 投げ銭ライブ


出品者
アトリエ箱庭、伊藤まさこ岡崎武志堂、文壇高円寺古書部、海文堂古書部、
貸本喫茶ちょうちょぼっこ、GALLERYGALLERY、古書コショコショ、古書善行堂、
とらんぷ堂書店、トンカ書店、FORAN、BOOKONN、古本オコリオヤジ、
増田喜昭、moshi moshi (モシモシ)、りいぶるとふん、吉田省念と三日月スープ


★cafe de poche vol.8 −私的読書週間− 〜音楽〜


2009 Oct.29(thu)-Nov.1(sun) 12:00 - 19:00
    Nov.3(Holiday)Cafe 11:00-14:00(L.O.), Live17:00-
at:trico+


cafe de pocheはスタッフのセレクトした本でつくる期間限定のブックカフェです。8回目となる今回のテーマは「音楽」。音楽を楽しむためのテキスト、読書を楽しむための音楽。音を感じる小説や音楽家にまつわる本、解説、詩集、音楽雑誌、楽譜、コンサートのパンフレット、ライナーノーツ……。そんな“音楽”をイメージする本や印刷物、“本”を感じる音楽をたくさんご用意してお待ちしています。最終日には、たくさんの本に囲まれたギャラリーでのアコースティックライヴを開催。スタッフ・ゲストの蔵書放出の古本マルシェも開催します。紅葉あざやかな秋のひとときを、お気に入りの一冊、そして一曲とともに。

ライヴ(予約制) 11月3日(火・祝)17:00−
ふちがみとふなと / 吉田省念と三日月スープ
fee 2500円(tax in) drink持込可
予約受付開始 10月10日(土)10:00〜
cdp@zacca.com までメールにてお申込下さい。(先着順)
定員になり次第締め切ります。  

            
古本マルシェゲスト 
  古本オコリオヤジ 古書善行堂 古本けものみち スクラップ館 火星の庭
アトリエ箱庭 貸本喫茶ちょうちょぼっこ カライモブックス ポコモケ文庫 ほか

cafe de poche による小冊子、CDP vol.1「音楽と本と人」を限定販売します。
*期間中、六曜社地下店焙煎のコーヒー、Luluの焼菓子をお愉しみいただけます。
  気になる本を手にとって、心ゆくまでおくつろぎください。
*11月1日(日)には数量限定の“三日月スープランチ”を予定しております。


cafe de poche http:// cccc.ra indrop. jp/cdp
produced by 小西佐紀子/大林ヨシヒコ/伊東琴子/ナカムラユキ
                

trico+(LOGO)
地図     zakka+galerie+petit cafe
〒606-8255京都市左京区北白川西瀬ノ内町27-1
TEL&FAX075-723-1185 
HP: http://tricoplus.petit.cc
阪急河原町駅より市バス3番線「北白川小倉町」下車3分
  JR京都駅より市バス5番線「北白川別当町」下車5分
  叡山電鉄茶山駅」より徒歩8分


一箱古本市系のイベントについては、こちら(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090902)。このほかに佐賀でも初の一箱古本市が開かれるそうです。11/14(土)、15(日)の二日間。各日25箱。
「ブックマルシェ佐賀」http://book-marche.com/
また、浦安の〈猫実珈琲店〉でも10/8(木)〜10/11(月)に。
http://hananeko-kobo.com/nekozane-coffee.html


朝7時半起き。《ウェルかめ》を観てから起きる。昨夜の残りで朝飯をすませ、西日暮里へ。追加の写真を探すため、パソコンと外付けハードディスクを総ざらいする。何枚か見つかるが、なかなか「これだ!」という確信が持てる写真はないなあ。やっぱり、ナニを撮ろうとしているのかがはっきりしない写真は使えない。京都「cafe de poche」に出す本の値付けをやってしまい、ちょうど配達に来たヤマト運輸に集荷してもらう。


2時に出て、神保町へ。〈三省堂書店〉の4階へ。創刊した「河出ブックス」から、石原千秋『読者はどこにいるのか 書物の中の私たち』、紅野謙介『検閲と文学 1920年代の攻防』を買う。映画コーナーでは、田丘広編『女優魂 中原早苗』(ワイズ出版)と、7月に出ていたのに気づかなかった『映画論叢』第21号を。レジでOさん(店内挙げて《沈まぬ太陽》Tシャツを着用中)に挨拶し、来週、地方出版物コーナーがリニューアルすることを教えてもらう。「本の本」は編集などの近くに行くそうだ。2階に下りて、「小説検定」の資料探し。女性作家のが数点見つかった。


東京堂書店〉ふくろう店で、『はじめての神保町』(飛鳥新社)が平積みされていた。神保町本で四六版は珍しいと思って、奥付を見たら、「取材・執筆 濱野奈美子」とあった。おお、あの濱野さんか! 彼女なら神保町の隅々に精通しているだろう。


神保町シアター〉へ。堀川弘通監督《裸の大将》(1958)だが、意外に少なく、しかも女性が極端に少ない。山下清は女に人気ないのか? 小林桂樹は「ぼ、ぼくは〜なんだな」という喋り方だけでなく、人から話しかけられた時にちょっと詰まって答える様子など、実際の山下清をかなり研究したのではないか。鉄道映画としては、冒頭、警官から逃げる清をトンネルの出口でSLが追い越して行くシーンなど、盛りだくさん。バス車掌の団令子がちょっとよかった。15分ぐらい居眠り。


〈古書日月堂〉が同じフロアの部屋に移り、今日オープン。たぶん混雑しているだろうから、今週中に顔を出すコトにしよう。オープニング記念・展示販売企画「事件を起こせ! 1950s〜1970s 戦後日本・前衛美術の青春期」の展示リスト(値段が掲載されているので、古書目録ではないという扱い)も興味深い。
http://www.nichigetu-do.com/index.php


映画論叢』は長い記事より先に、コラム類から目を通す。今回は川喜多英一「映画本の困った人たち」で平沢剛(葛井欣士郎『遺言 アートシアター新宿文化』河出書房新社、の聞き手としての)、重政隆文「《映画の見かた》の見かた」で阿部嘉昭を批判している。また、「鈴木英夫映画祭2008シンポジウム・レポート」では、〈アテネ・フランセ〉の鈴木英夫映画祭で、映画はガラガラなのに、シンポは満員という状況や、蓮実重彦のやばいボケっぷりや、ほどんど作品を観ずに「◎◎の作家だ」と断言する黒沢清や篠崎誠の世渡りのうまさを、クールに描写。ブログ「Art de Vivre アール・ド・ヴィーヴル」(http://ssbs.blog36.fc2.com/blog-entry-456.html)にもシンポの入りについて同様の感想があるが、予告されていたシンポのレポートが一年以上経っても載らないので、今回のレポートはその代わりとなろう。