原稿書けたら古本市へ
目覚ましを止めてしまったのか、9時に起きる。《つばさ》は、いよいよ来週が最終週だ。自転車で三崎坂を越えて、鴬谷経由で、台東区中央図書館。ビジネスルームで「中央線編」の原稿。ここの資料室には『東京人』『散歩の達人』『荷風!』のバックナンバーが開架されているので、とても助かる。12時過ぎに前半ができたので、館を出る。鴬谷交差点の裏にあるラーメン屋に入ると、ほぼ満員。つけ麺を頼むが、スープが冷たいやつだった。
西日暮里まで帰ると、駅の辺りにやたらヒトが多い。今日から開成学園の文化祭なのだった。毎年ココの古本市に通っていたのに、忘れてた! すぐに駆け付けたい気持ちを抑えて、原稿の続き。3時半に書きあげる。残り1時間なので、急いで古本市へ。今回はだいぶ本が入れ替わっていたが、あまりめぼしいものはなく、4、5冊にとどまる。全集も1冊80円なのだが、置くところがないので、『露伴全集』(岩波書店)の別冊と付録だけ買おうとしていると、隣に泉鏡花の選集を抜き差ししているおじさんが。珍しい人だなあと思ってみたら、近所に住む弓立社の宮下さんだった。挨拶して、お互い照れ笑い。結局、宮下さんは鏡花選集をぜんぶ買っていった。開成の本が、この近所の家に散らばっていると思うと、なんだかおかしい。
仕事場で、古本市で買った、森村誠一『文学賞殺人事件』(サンケイノベルス)の表題作を読む。流行作家の同人誌時代の因縁がもつれる、まあ、よくある話。一か所、なんか変なところがあるなと思ったら、最後に作者自身が「この作品には、推理小説に要求される論理性に関して致命的な矛盾があります」と、読者にアラ探しを求めているのにのけぞる。いやいや、それだったら直せよ! もっとも、最後のいやみな一文が書きたかったので、あえてこうしたのかも。ウチに帰り、資料を読みながら、カレーをつくる。
告知、いくつか。メリーゴーランドの古本市にはお誘いいただきましたが、お返事できませんでした。すいません。
★2009/9/25(fri)18:00open,19:00start
近藤十四郎×尾形慶次郎
古書ほうろう「必殺葉月公演」
文京区千駄木3-25-5 tel:03-3824-3388
JR日暮里・西日暮里駅より徒歩7分、千代田線千駄木駅より徒歩5分。
不忍通り、道灌山下信号近く。
1800YEN
高校生まで無料。飲み物等、なんでもお持ちください。
★子どもの本専門店メリーゴーランド京都2周年記念企画
“小さな古本市”
○開催日 2009年10月10日(土)・11日(日)・12日(祝月) 10:00〜19:00
○会場 寿ビル5F メリーゴーランドとギャラリーギャラリーの公共スペース
600-8018 京都市下京区河原町通四条下ル市之町251-2 寿ビル5F
電話 075−352−5408(メリーゴーランド京都 担当,三野 協力,扉野)
E-mail mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp
○ミニ・ライブ 吉田省念と三日月スープ 10月12日 15:00スタート 投げ銭ライブ
○出品いただく方々
アトリエ箱庭
http://www.haconiwa-k.com/
伊藤まさこ
岡崎武志堂
okatakeの日記
http://d.hatena.ne.jp/okatake/
文壇高円寺古書部
文壇高円寺
http://gyorai.blogspot.com/
海文堂古書部
海文堂書店
http://www.kaibundo.co.jp/
貸本喫茶ちょうちょぼっこ
http://www.geocities.co.jp/chochobocko/
GALLERYGALLERY
古書コショコショ
子子子屋本店
ガケ書房
http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/
古書善行堂
古本ソムリエの日記
http://d.hatena.ne.jp/zenkoh/
とらんぷ堂書店
http://www.oct.zaq.ne.jp/afaai707/tr.html
トンカ書店
http://www.tonkabooks.com/
FORAN
BOOKONN
中嶋大介
http://www.bookonn.com/bookonn.html
古本オコリオヤジ
daily-sumus http://sumus.exblog.jp/
増田喜昭
子どもの本専門店 メリーゴーランド http://www.merry-go-round.co.jp/
moshi moshi (モシモシ)
http://moshimoshi1234567.googlepages.com/
りいぶるとふん
トビラノラビット
吉田省念と三日月スープ
http://mikazuki.yoshidashonen.net/