RYUTistのライブをはじめて観る

今日の日記は、新潟発のアイドルRYUTistに興味のない人は読まないでください。

16時に出て、田端駅。人身事故で山手線が止まっていて、ホームに止まっている電車は満杯なので、1本遅らせて乗る。渋谷の〈タワーレコード〉へ。5階のパイド・パイパー・ハウスのコーナーで、Hさんと待ち合わせ。そこから10分ほど歩き、〈eggman〉へ。今日はRYUTistのワンマンライブを観るのだ。ココに来るのは20年ぶりぐらいか。ムーンライダーズ系やヒカシューなどを見ているが、アイドルのライブのために来るとは思わなかった。地上の建物は変わったと思うが、〈eggman〉は地下の同じ場所にあった。中の雰囲気もさほど変わっていない。太い柱が中央にあるところも。

入場まで入口近くにたむろしていると、ファンの人たちが仲間同士集まっている。新潟から来たという男性に「ナンダロウさんですか?」と声かけられビックリ。「ファンになってくれてありがとうございます」と云われる。いえいえ、こちらこそ。ニイガタブックライトの一箱古本市でのともちぃとの写真で、私の顔を覚えていたのか。開場時間になり、並んで入場。ノリが判らないので、後に立つ。客は多いけど、ステージが見えないほどではない。Hさんと雑談しているうちに、開始時間となる。

この2カ月で、RYUTistのアルバムは全部聴いていて、動画でライブやユーストリームでしゃべっている様子まで見まくってきたが、生でライブを見るのはもちろん初めて。アイドルのライブを見たこともなく、掛け声などのやり方も判らない。だから、どれぐらいライブを愉しめるか、疎外感を感じないか、正直不安だったのだが、杞憂だった。メンバーが生で歌って、喋っているのを見るだけで、楽しかった。こんなコト書いている自分が信じられないが、ホントにそうだったのだ。

曲は新アルバム『柳都芸妓』の全曲を収録順にやり、その間に、前のアルバムの曲を挟むという構成。アルバム未収録やカバーにもいい曲があることを知ってはいるが、王道の選曲という感じで初体験者にはベストだったかも。メンバーの歌はみんな上手いし、情感がこもっている。アルバム聴いたときよりも、歌詞の意味が伝わってくるようだ。とくにラスト前、「Bitter With The Sweet」で歌いあげて、「口笛吹いて」で締める流れが、すごくよかった。セカンドで一番好きな「海岸ROADでオトナッTunes!」も聴けた。会場のファンのように掛け声かけたり、手をあげたりは、まだ自意識が邪魔してできないけど、最後の「ラリリレル」だけは小さく唱和しました。

アンコールも入れ、2時間近くたっぷりやったかな。退場するときに、今日のセットリストを配布している。散々迷ったけど、来てよかった。それも付き合ってくれる人がいたからこそ。まったく知らないのに面白そうだと付き合ってくれたHさんに感謝。山手線で日暮里。〈又一順〉で、小籠包と牛肉そばを食べて解散。

帰宅して、さっそくRYUTistのアルバムを新しい順に聴き直す。来週は新潟の〈北書店〉でのRYUTistのイベント「柳書店」も見に行くのです。急にどうしたの? と云われるかもしれないが、新しい世界にハマることはいくつになっても刺激的だ。このまましばらく続けるので、そっとしておいてください。