たまるたまるよ日記はたまる

朝8時起き。朝飯はコロッケそば。『週刊読書人』用に、内沼晋太郎・綾女欣伸『本の未来を探す旅 ソウル』(朝日出版社)の書評を書く。参考のため、2000年発行の『コリアン・ドリーム! 韓国電子メディア探訪』(『別冊・本とコンピュータ』3)、2002年発行の『季刊・本とコンピュータ』第2期第4号(特集「読書都市ソウル」)を引っ張り出す。前者は東大の水越伸さんと私の編集、後者は私の編集だ。「本コ」時代にはソウルに3、4回取材に行っているが、その後、全然行けてないので懐かしい。後者では、5泊6日ソウルに滞在し、20人以上の出版関係者と出版社、新刊書店、古書店、図書館、電子書籍会社、ブックカフェ、新聞社などを取材している。多くの韓国の人たちに助けてもらったし、私もまだ30代半ばで若かったとはいえ、よくやったよなあと思う。

昼飯は残っていた刺身の漬け丼と味噌汁。企画案をまとめ、バスで駿河台下へ。岩波書店でYさんに会う。佐藤正午『月の満ち欠け』の直木賞受賞で、これまで文壇と縁が薄かった版元だけにいろいろ初体験が多いようだ。〈神保町シアター〉近くの〈駒忠〉へ。Yさんは早大民俗学研究会での後輩(私が卒業した後に入部しているが)なので、『町を歩いて本のなかへ』では早稲田について書いた第3部を肴にしながら飲む。別れて、またバスに乗って帰宅。途中で眠ってしまい田端駅前で目覚めて、慌てて降りる。酔い覚ましに〈コメダ珈琲〉に寄って帰る。今日は一日涼しかった。録画した番組をいくつか観て寝るが、蚊がいるらしくかゆくて目が覚めてしまう。

少しやることが多くなり、長野に行ったり仙台・石巻に行った日の日記がまだ書けない。書いてない日がたまると、それを埋めるのがめんどくさくなって、突然日記をやめてしまうことがあるので、抜けた分を無理して埋めようとしない方がいい。とはいえ、備忘録としては地方に出かけたときの日記こそが重要なのだが。

谷中の〈ひるねこBOOKS〉で以下のワークショップを行ないます。半分はもう埋まったそうなので、ご興味ある方はお早めにどうぞ。

ちいさな出版物の「設計図」をつくるワークショップ

「本や雑誌なんて、誰にでもつくれる!!」
やってみたいけど、最初の一歩をどう踏み出せばいいかわからないという方のために、その入り口となるワークショップを開催します。
個人または少人数でつくる小冊子。書店店頭だけでなく、あらゆるところで目にする機会が増えました。
ミニコミ、リトルプレス、zine、フリーペーパーなど呼びかたはいろいろありますが、要は少部数・自主流通のちいさな出版物のことです。
それらをつくる第一歩として、「設計図」を一緒に考えていきましょう。

●日時:2017年9月8日(金)18:30~21:00
●場所:ひるねこBOOKS 〈台東区谷中2-1-14-101〉
●参加費:3,000円(材料費含む) *事前振込
 *キャンセルポリシー*
  前日連絡:50% 当日連絡:100%
●定員:6名
●持ち物:
・自分の好きな雑誌、リトルプレス、フリーペーパーなど1冊
・筆記具(使いたいカラーペンやマーカーもあればお持ちください)。


※参加をご希望の方は、下記メールアドレスまで、お名前、ご連絡先(TEL、メール)、参加人数をご連絡ください。折り返し振込先をお知らせいたします。
⇒hirunekobooks@gmail.com 
件名「9/8小さな出版物ワークショップ参加希望」