二日酔いで酒断ち

目が覚めると9時。頭がガンガン痛い。とりあえず、ゴミを出してからまた横になる。飲みすぎると、その日のうちに気持ち悪くなって吐くので、ここまで頭の痛い二日酔いになることはめったにない。

今日は〈ふげん社〉でmizutamaさんのイラストレッスンワークショップに立ち合い、手元拡大用のカメラを回すことになっていたのだが、2時間たっても収まらないので、ほかの方にお願いして、ずっと横になっていた。

午後になってちょっとマシになり、明日の〈古書ほうろう〉のみせばん用の古本に値付けしたり、BGMのCDを選んだりする。とんちピクルスさんから送っていただいた「音のおたより2017夏」を聴くが、相変わらず選曲のセンスが素晴らしい。前の「音のおたより」で知ったマッスルNTTなどズの新アルバム『ななな』聴く。前作に続き、今回も紙芝居ふうジャケット。そのビジュアルにふさわしく、音もにぎやかで楽しい。テクノと琴の融合。ジャンルにこだわらず、自由にやっているのがいいなあ。浜松のバンドだが、いちどはライブも観てみたい。近々東京でやるみたいだ。

福岡のとんちピクルス、三重のモノポリーズ、北九州の魚座とやないけい、別府の平井正也、松江の浜田真理子、浜松のマッスルNTTなどズ、新潟のRYUTistと、最近、地方で活動するバンドばっかり好きになるのはなぜだろう。東京の音楽シーンから自由な感じがいいのかな。

6時頃、〈古書ほうろう〉に明日の荷物を持って行く。〈往来堂書店〉でマンガを3冊買い、〈カフェ・ド・クリエ〉で『フロスト始末』の続き。次から次へと事件が起こる泥沼感がいい。帰宅して、肉と野菜を煮込んで、お中元でもらった〈デリー〉のカレーを食べる。今日はさすがに酒抜き。辛さで頭が少しスッキリした。

DVDで『新・だいこんの花』(1972)最終巻を観る。脚本は松木ひろし向田邦子ら。森繁久彌ら男性陣もいいが、女性はもっとよく、若い3人(関根恵子大原麗子、武原英子)をはじめ、加藤治子春川ますみ(後半で活躍)もいい。加藤治子はこのあと向田脚本の『寺内貫太郎一家』(1974〜1975)でもお母さんを演じる。

ぬるま湯につかって、RYUTist日本海夕日ライン』を聴く。だいぶ酒が抜けてきた。何十回目かの「海岸ROADでオトナッTunes!」で、途中のセリフが「むぅたんを埋めよう」であることが判明。この曲、「Such a 越後」のところでいつも笑ってしまう。なんだよ、それは。1時ごろに眠る。明日から〈古書ほうろう〉のみせばんだ。

『コンフォルト』157号で、住総研編『すまい再発見』(建築資料研究社)の書評を書きました。国内・海外の戸建住宅・集合住宅76例を取り上げる。谷根千ではカヤバ珈琲店平櫛田中邸、旧安田邸、曙ハウス、谷中の長屋などが登場。建築経緯だけでなくその後の状況まで論じられており、参考になる。おなじページで、石山修武中里和人『セルフビルドの世界』(ちくま文庫)も紹介しました。スペースなくて短文ですが。