立石で放談

8時半起き。ブドウ二房。『サンデー毎日』のインタビュー原稿書く。珍しくノリノリで一気にまとめられた。その勢いを駆って、『入谷コピー文庫』の原稿を書く。発行人の堀内恭さんはメールをやってないので、郵送しなければならない。到着の締め切り日が今日だった。書き上げて、昼飯。鶏肉とニラ、にんにくの芽のナンプラー炒め。

午後は近所に出かけようと思ったが、暑くて外に出たくなくなり、昼寝したり本を読んだり。4時に歯医者へ。

田端から日暮里、京成線に乗り換えて、青砥乗り換えで立石へ。改札口で立っていたら、わずか2分の間に、筑摩書房のMさんと不忍ブックストリートの千代岡さんの二人から立て続けに話しかけられる。本来、立石には先週来るはずだったので、ふしぎな引力を感じる。地元在住のMさんによさそうな店を教えてもらう

栗原裕一郎さんと会い、仲見世商店街へ。有名で混む〈宇ち多〉の裏にある〈ミツワ〉へ。ここも混んでいたが、運よく奥の座敷に座れる。栗原さんが最近出した共著の新書の内幕とか、ライターの悲哀とか、いろいろ話す。お互い、仕事がなくてピンチの時があった。その月の仕事が、『フリースタイル』のコラムしかなかったりすると、食っていけるわけがない。栗原さんは文芸も経済学も音楽も詳しいだけじゃなくて、ちゃんと見取り図が描ける人なのに、この人にもっと書かせる編集者が出てこないのはおかしいじゃんと思う。栗原さんが、電子タバコの「アイコス」を吸っているのを見て、興味津々。これだけ話題になっているのに、実際に吸っている人は初めて見た。なぜかタバコの空箱までもらってしまった。

もう一軒と、駅の反対側に出て、「呑んべ横丁」にある寿司屋へ。1カン50円からとリーズナブルで、酒もつまみも揃っており、しかも勘定が安い。ここはまた来たいなあ。

立石駅のホームで別れて、電車に乗り込むが、よく考えたら同じ方向のハズで、私が間違えていた。2駅ほど行って引き返し、日暮里経由で田端へ。急に激しい雨が降ってきたので、まあいいかとタクシーに乗る。基本料金が引き下げられたので、こういうときは使いやすい。

帰って、なにかしらやってから、12時ごろに眠る。