〈浅草御蔵前書房〉の通路

8時半起床。冷たいうどん。今日の打ち合わせ用に企画書をまとめる。調べものを挟んだりしていると昼過ぎる。昼はレトルトのカレー。田端駅から山手線に乗ろうとしたら、人身事故で止まっている。隣の京浜東北線も遅れているし、快速なので目的の御徒町駅には止まらない。どうしようかと思っていたら、京浜東北が各停に臨時変更された。御徒町大江戸線に乗り換えて蔵前へ。今日も暑い。

筑摩書房でKさんと打ち合わせ。ちくま文庫の新刊、獅子文六の『胡椒息子』をいただく。『悦ちゃん』がテレビドラマ化ということで、獅子文六の長篇を連続刊行していくという。『箱根山』が入るのは嬉しいな。久しぶりに〈浅草御蔵前書房〉の前に立つ。かなり前から建物は傾いていたが、中は普通の古書店だった。しかし、いまは通路に在庫が積みあがっていて、中に入れない状態に。店の人はどこにいるのか、ここからだとまったく見えない。―

大江戸線新御徒町駅に戻り、〈珍満〉へ。この二年ほどですっかり有名になり、行列ができるときもあったが、今日は1人しかいない。早い時間とはいえ珍しいなと思ったら、メニューが値上げされていた。もともと安い店なので、これで平均並みになったとはいえ、しばらくは客が離れるのは仕方ないのか。おかげでゆっくりできた。ビールとおつまみチャーシュー、ラーメン。バスで帰る。

ちょっと眠って、堂場瞬一『1934年の地図』(実業之日本社)読む。戦前にベーブ・ルースアメリカの野球チームが来日したことに端を発する物語。面白く、最後まで一気に読む。あれだけいくつものシリーズを抱えながら、こういう小説を書き下ろしで書く堂場瞬一、すげえな。いったい何冊著書があるのか。

夜になって雨が降り、少し涼しくなった。しかし、蚊も大活躍でかゆい。1時ごろに眠る。