北九州市で『雲のうえ』トーク

お知らせです。北九州市戸畑区で以下の講演会(という名前ですが、いつもの感じのトークです)に出ます。

戸畑かいわい まちづくりびと塾 講演会

 地域のために何かしてみようと思っている方やボランティア活動に関心のある方、自分の経験や力を発揮する場を求めている方など、あなたのやる気と力をアップできる講演会を行います。どうぞご参加ください。
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第二回 雲のうえスタッフが見つけたまちの魅力・ひとの魅力
3月27日(火曜日) 19〜21時  戸畑区役所で

講師
フリーペーパー「雲のうえ」スタッフ
中原 蒼二 氏 【プロデューサー】
牧野 伊三夫 氏 【画家・北九州市出身】
南陀楼 綾繁 氏 【編集者・文筆家】

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定員 各講座80名(先着順)
参加費 無料
申し込み方法
戸畑区役所 コミュニティ支援課 生涯学習係まで、電話かFAXで申し込んでください。参加者氏名、連絡先電話番号、参加希望日が必要です。
電話:093-871-1501(内線641)    FAX:093-871-7610
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/tobata/w7200012.html


予想していた通り、なしくずしにぼくが司会役になりました(笑)。この三人に有山さん、大谷さんというメンバーで、数年前に小倉で『雲のうえ』についてのシンポジウムが行なわれました。ぼくが牧野さんと会ったのもそれが最初でした。今度は、それから『雲のうえ』がやってきたことや課題、ぼく自身がライターとして関わった第15号などのこともお話ししたいと思います。また、『雲のうえ』と一箱古本市は「地域の中で再発見する」という点で共通性があると考えているので、そういう話もします。九州でブックイベントを企画されている方は、よかったら聴きにきてください。


今日は夜に、この講演会の打ち合わせで、牧野さんの幼馴染にして『四月と十月』同人の田口順二さんと戸畑区役所の方々が上京される。まずは〈古書ほうろう〉にご案内する(ちょうど奥では「しでかすお友だち」の展覧会が開催中。ミニ商店街ができていて驚いた)。「戸畑かいわい まちづくりびと塾」の第一回は、Jリーグギラヴァンツ」の関係者の方が話すそうで、サッカー好きの宮地さんは興奮していた。そのチーム、ぼくは聴いたことないんですが……。そのあと、久しぶりに〈tono4122〉へ。美味しい料理とワインを堪能。やっぱりときどきココに食べに来たいものだ。


昨日は「映画の日」だったので、渋谷の〈ユーロスペース〉で、石井岳龍監督《生きてるものはいないのか》を観る。石井岳龍は石井聰互から改名したもの。前田司郎の戯曲が原作で、病院を併設する大学キャンパスの日常の風景から入り、登場人物たちに突然訪れる死を、滑稽に、唐突に描く。登場人物が多いので、誰に焦点を当てて観ればいいか最初戸惑うが、観ているうちに主人公のいない劇に慣れてくる(しかし、最後まで俳優の名前が判らない人ばかりだった)。石井監督の映画では、映像と同じぐらい「音」が重要な役目を果たすが、本作でも、リアルなような幻想的なような音が画面を支配していた。2時間近くあるし、ストーリーに山がある映画ではないが、まったく退屈せずに観た。しかし、最初に「協力 神戸芸術工科大学」とクレジットが出るけれど、キャンパスの風景はまるで魅力的でなく、都市伝説が蔓延するのにお似合いな感じで、自分だったら通いたくない。今後の入試に影響しなければイイのだが。