仙台でいがらしみきお×クマガイコウキのトークを開催します

今日は9月11日。2001年のアメリ同時多発テロから10年、そして、東日本大震災から6ヶ月です。べつにそれに合わせたわけではありませんが、今日、仙台で行なわれるイベントの告知を一箱本送り隊のブログに掲載しました。
http://honokuri.exblog.jp/16263706/

考えるテーブル  震災のあとで〈表現する〉こと
「一箱本送り隊 塩竈ブックエイド」プレイベント


未曾有の大震災と津波を経て、それでも、人は本を読み、何かを表現する。東北を舞台にした新作 『 I (アイ)』(小学館刊)連載中に3・11 を体験したいがらしみきおさんと、映像作家で詩人でもあるクマガイコウキさんが、表現すること、考えること、生きることの意味を語り合います。
※この企画は、10月22日(土)、23日(日)に塩竈市で開催される「一箱本送り隊 塩竈ブックエイド」のプレイベントです。


出演 いがらしみきお(漫画家)
クマガイコウキ(映像作家)
司会 南陀楼綾繁(ライター、「一箱本送り隊」呼びかけ人)


〈日時〉2011年10月21日(金)18:00〜19:30
〈入場〉無料、予約不要、直接会場へ
〈場所〉せんだいメディアテーク1Fオープンスクエア
    〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1 http://www.smt.jp/thinkingtable/?p=1796
〈アクセス〉
 ■地下鉄 仙台駅から泉中央行きで3分、
  勾当台公園駅下車。 「公園2」出口から徒歩6分
 ■仙台市営バス 仙台駅前−29番 (荘内銀行前)のりばから
 「定禅寺 通市役所前経由交通局大学病院」 行き(系 統番号J410)で約10分、
 メディアテーク前下車。

いがらしさんとは2009年6月に「Book! Book! Sendai」の企画で行なわれた塩山芳明さんとのトークショーで私が司会して以来、お付き合いさせてもらっています。以前から作品のファンでしたが、飾らない人柄の方です。いがらしさんも仙台で地震に遭い、しばらく大変な状況だったそうです。そんな中で描き続けてきた『 I (アイ)』を読んだとき、これは震災以降もっとも重要な表現の一つだと思いました。そこで、先日「あいおい古本まつり」に来ていただいたとき、仙台でトークをしていただけないかとお願いしたのです。


クマガイコウキさんはいがらしさんの盟友とも呼ぶべき方で、『ぼのぼの』の映画版を監督されています。また、詩人としての活動もされています。このお二人に、いま考えられていることを存分に話していただきたいと思います。


このイベントは、10月22日、23日に開催する「一箱本送り隊 塩竃ブックエイド」のプレイベントです。塩竃でブックイベントをやろうと考えたときに、塩竃と近い場所にあり、
「Book! Book! Sendai」などを通じて、東京をはじめ全国の本好きになじみの深い仙台でプレイベントを行なうことが、塩竃への導入部になるのではないかと思ったのです。幸い、以前いがらしさんの展覧会を行なった〈せんだいメディアテーク〉が興味を示してくださり、「考えるテーブル」というシリーズに位置付けてくれました。


チラシには、いがらしさんに『 I (アイ)』から載せる絵を選んでいただきました。震災後に出た『IKKI』で扉として使われたものだそうです。この絵が届いたとき、あまりの静けさに慄然としました。いがらしさんはどんな思いでこの絵を描かれたのでしょう。この重い絵を、送り隊隊長の丹治史彦さんがいいかたちでデザインしてくださいました。


当日は入場無料・予約不要で、どなたでも参加できます。仙台や塩竃の方をはじめ、全国から聴きに来てほしいと思います。そして、翌日はぜひ「塩竃ブックエイド」に足を運んでください。仙台―塩竃間は東北本線で30分以内の近さです。


このイベントのチラシは9月17日(土)ごろから、メディアテークで配布開始します。また、19日(月祝)の「ふらっぐしっぷ」でも配布します。その後、仙台、塩竃、東京で配布しますので、見かけたらお手に取ってください。どうぞよろしくお願い申し上げます。