第2回「あいおい古本まつり」、やりますよ!

8月27日(土)、28日(日)の二日間、中央区佃の相生の里で第2回「あいおい古本まつり」を開催します。若手・気鋭の古本屋14店(3店が新規参加)による古本市をメインに、トーク、ワークショップ、展覧会、ライブなどのイベントが盛りだくさんです。二日間、どの時間帯に足を運んでも楽しめるように、プログラムを組んだつもりです。ぜひお出かけください。


イベントの紹介です。時間や参加費はそれぞれのリンクでご確認ください。
【27日(土)】
★nakaban展覧会 ベトナムで描いて来た絵  http://aioibooklabo.com/event_nakaban.html
絵本やイラストレーション、音楽などで活躍中のnakabanさんの新作展覧会。直前にベトナムに旅して描いた作品を展示します(28日も)。27日にはライブペイント「南方スケッチ帖」もあります。


★出版者ワークショップ公開版  http://aioibooklabo.com/event_enokido.html
ミニコミ発、マスコミ行き〜『中大パンチ』の頃
えのきどいちろう(コラムニスト) 聞き手・南陀楼綾繁(ライター・編集者)
出版者ワークショップは、個人による本づくりを考える場所です。今回は、名前だけは知っているけど現物は見たことのなかった伝説のミニコミ『中大パンチ』について、えのきどさんにお聞きします。


トークイベント 理想の低い古本屋入門  http://aioibooklabo.com/event_mukai.html
向井透史古書現世) 聞き手・南陀楼綾繁
古本屋をやってみたい。でも資金が少なくて不安。センスや知識も自信がない。そんなあなたに「今風」じゃない古本屋の生き残り方を教えます。前回の「古本屋はじめちゃいました」トークと対になる内容です。


【28日(日)】
★子ども一箱古本市 http://aioibooklabo.com/event.html
お子さんが「店主」になって、親子で本屋さんごっこを愉しんでいただくもの。
前回は6組ほど参加してくださったのですが、野外で風がつよかったため、今回は「あいおい文庫」内で開催することにしました。夏休み最後の日曜日、家族でご参加ください。


原武史講演「東北と鉄道」 http://aioibooklabo.com/event_hara.html
三陸鉄道の復旧を支援されている原さんに、その現状や東北についてお話ししていただきます。鉄道ファン必見の講演です。


酒井順子×木村由花 トーク「旅を書く」 http://aioibooklabo.com/event_sakai.html
鉄道好き・旅好きで知られるエッセイストの酒井さんと、何度も旅に同行している『yom yom』編集長・木村さんのトーク。原さんとともに、意図せずに「旅」がテーマになりました。


松倉如子 ライブ  http://aioibooklabo.com/event_matsukura.html
松倉如子(歌) 渡辺勝(ギター)
のびやかな声と圧倒的なパフォーマンスで知られる松倉さんが、新しいのに懐かしい歌をうたいます。二日間をしめくくるライブです。


それぞれの企画は、基本的に要予約です。満席になってない場合、当日でも入れますが、なるべく予約していただけると助かります。どの企画も面白さには自信があるので、たくさんの方に参加してほしいのです。


前回は3月末に開催しました。初めての場所なのに加えて、3月11日の大震災を経ての開催でした。震災後の不安定な状況でも、相生の里が開催を決断してくれたことや、多くのお客さんが来てくれたことが嬉しかったです。しかし同時に、新しいイベントを始めること、場所を認知してもらうことの難しさを痛感しました。なかなか胸算用通りにはいかないものです。


「本を媒介に地域に溶け込む施設にしたい」というあいおい文庫の砂金さんの思い、「プロの古本屋が食べていくために新しい古本市を定着させる」という古書現世の向井さんの狙い、「既視感のないブックイベントをやりたい」というぼくの願望、というそれぞれの動機で結成された「あいおいブックラボ」ですが、まだまだこれからだと思っています。今回から、参加店舗が共同で古書目録を発行していますが、これを見ると各店のカラーが判って面白いです。


今後、3回、4回と継続し、幅広い層のお客さんに来てもらうために、まずは今回を盛り上げたいと思っています。そのためには、このイベントや相生の里の存在をもっと多くの人たちに知ってほしいです。告知にご協力いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。


チラシ(牧野伊三夫さんの絵が涼しげで素敵)も配布中ですが、「ウチでも配布します」というお店の方、ぜひご連絡ください(公式サイト内のアドレスか、このブログ上部のアドレスまで)。直接持っていくか、郵送します。


なお、今回から新サイトになりました。アーキペラゴ・ブックスの原田さんがつくってくれたもので、すっきり見やすいデザインになったと思います。
http://aioibooklabo.com/index.html
ツイッターはいままで通り、@booklabo です。フォローをよろしく。