草森紳一さんの写真展

秋田Book Boat一箱古本市と百杯会、無事終わりました。どちらも盛況で楽しかったです。この前日に、大学以来に再訪した弘前でもさまざまな発見がありました。ぼつぼつ書ければと思います。


さて、告知です。故・草森紳一さんの写真展が〈森岡書店〉で開催されます。それにともない、草森さんと縁の深い矢崎泰久さんと私でトークを行います。私は晩年の草森さんにちょっと接しただけの関係なので、矢崎さんのお話の引き出し役になると思います。告知が遅れてしまったのは、森岡書店のサイト掲載とタイミングを合わせたからです。トークは残席が少なくなっているようなので、お早めに申し込みをお願いします。

「本は崩れず」 草森紳一写真展


会期 8月8日(月)ー8月20日(土)
場所 森岡書店
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-17-13
第2井上ビル305号 森岡書店
Tel: 03-3249-3456
http://moriokashoten.com/
時間 13時ー20時 8月8日(月)のみ18時30分まで
日曜休(8月14日)
入場料 500円


草森紳一が撮影した蔵書の写真を中心に、その他テーマ別に自身が整理していた箱を展示いたします。箱の中の写真をご覧いただくことも可能です。
草森紳一が、いた。 友人と仕事仲間たちによる回想集」の販売も行います。


トークショウ
矢崎泰久(元「話の特集」編集長)×南陀楼綾繁(文筆家)
8月8日(月) 19時開場 19時30分開始
参加費 1000円   定員 30名
要予約/森岡書店
(03−3249−3456・info@moriokashoten.com)


草森紳一(1938−2008)
北海道生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒。雑誌編集者を経て物書きとなる。60年代から気鋭の評論家として注目を集め、マンガ、写真、ファッション、広告、建築、美術、古今東西の文学、幕末、明治、書などあらゆるジャンルをテーマに執筆。
著書は「ナンセンスの練習」「江戸のデザイン」「中国文化大革命の大宣伝」「フランク・ロイド・ライトの呪術空間」「本の読み方」など。生前に48冊、没後11冊が刊行されている。
永代橋のたもとのマンションで3万冊余りの蔵書とともに暮らし、故郷の書庫にも3万冊余りを所蔵していた。写真を撮り始めたのは1981年。資料写真として撮りためたアルバム232冊と、テーマ別に整理された40箱の写真が見つかった。今回はその一部を展示する。