古本電車で行こう!

朝8時起き。下読みライフはまだ続く。国書刊行会より、鈴木則文『トラック野郎風雲録』を送っていただき狂喜する。新文芸坐の鈴木特集で売り切れで買えず、アマゾンに注文しようとした矢先だった。さっそく読んで、『COMIC Mate』の書評で取り上げよう。


午後、神保町へ。錦町の立ち食いそば屋でコロッケそばを食べて、〈神保町シアター〉。今日は瀬川昌治監督《喜劇役者たち 九八(クーパー)とゲイブル》(1978)。愛川欽也主演のコメディ映画と云うと、どうしてもウェットなものを想像してしまうのだが、もう一人の主役・タモリがシュールでドライなので、うまくバランスが取れている。サングラスをかけないタモリが、四ヶ国語麻雀、中洲産業大学などの持ち芸を存分に披露する。30年経っても笑えるのはスゴイ。「ギャグアレンジ 面白グループ」とあったが、高平哲郎奥成達がつくったギャグもあるのかも。いずみたくの音楽もイイ。原作が先日亡くなった井上ひさしということもあってか、平日にしてはかなり入っていた。


仕事場に戻り、下読みの続き。6時半に出て、雨の中、池袋行きのバスに乗る。新庚申塚で降りるが、都電ホームに面しているという居酒屋は見つからず。隣の庚申塚にあるのだった。たしかにホームに入り口のある〈御代家〉に遅れて入ると、木村衣有子さんと武藤良子(さんは付けない)が飲んでいた。落ち着くし、つまみもウマイ店(ポテサラが最高)。お互いのやりたいことやグチやら噂話やらで盛り上がる。彼女たちより年上だけど、こういうときは、あんまり歳や性別は関係ないな。たのしかった。地蔵通り商店街を抜けて、巣鴨駅まで歩く。ムトーにつきあって、〈富士そば〉に入る。一日に二回も立ち食いとは。案の定、ウチに帰ってから気分が悪くなってしまった。早々に寝る。


京都のイベント、ようやく全貌が固まったので、告知します。

左京ワンダーランド<ファイナル>イベント
風博士と行く一箱古本列車 inエイデン号


2008年3月より定住所を持たず、CDとライブと古本の売り上げだけで各地を転々とし生活しているミュージシャン、風博士の4thアルバム『SOMETHING OF MUSIC』の発売を記念して、レコ初記念ライブと、2005年に東京の不忍ブックストリートで始まったフリーマーケット形式の一箱古本市を、左京ワンダーランドのエリア内を走る叡山電車の車両内で開催いたします。


今回このイベントでは、風博士のワンマンライブ(投げ銭制)、一箱古本市に加え、フリペとミニコミ『ぱんとたまねぎ』発酵人が選ぶ、左京区のパン屋10店舗による「ワン(1)ダーパン」の販売あり、ちせのチャイ、なやの珈琲の出張店舗あり、hellbent labのTシャツ・エコバックの販売、風博士もりあげ隊による古い本の詠みうたい、DJ堀部篤史による列車にちなんだ選曲Party、パウロ野中のタロット占いコーナーなどなど、盛りだくさんの内容でお送りしたいと思います。


【日時】2010年6月13日(日) 
(1)12:45集合ー15:10頃解散 
(2)15:15集合ー17:40頃解散
【場所】叡山電車出町柳駅集合→八瀬比叡山口駅(約90分間停車)→出町柳駅解散
【参加費】¥500(乗車賃含む)
※ご予約の方は、ガケ書房へ電話(TEL 075−724−0071)もしくは店頭にて受付。
お名前・電話番号・チケット枚数・(1)(2)どちらの列車がご希望か、お伝えください。
※尚、満員電車の際、ご乗車をお断りする場合がございますので、ご予約のほうをお勧めいたします。あらかじめご了承ください。


【Live】風博士、風ヘルパー〔水瓶(アコーステイックトリオ)×田辺玄(WATER WATER CAMEL )〕
風博士もりあげ隊〔下村よう子(薄花葉っぱ)×にしもとひろこ(たゆたう)×ファンファン(吉田省念と三日月スープ)〕
【Dj】堀部篤史恵文社一乗寺店


【Furuhon】
Hedgehog Books and Gallery、東京コーヒー(パウロ野中)、りいぶる・とふん(扉野良人)、株式会社ひつまぶし(ガケ書房店主)、ラヴラジル書店(風博士)、LOVE 33 BOOKS(恵文社一乗寺店店長)、ヲトメ堂書店(京都造形芸術大学クリエイティブ・ライティングコース)、岡崎武志堂(岡崎武志)、思いの外〜京都風来列車編〜、町家古本はんのき、文壇高円寺古書部(荻原魚雷)、古本けものみち南陀楼綾繁)、固有の鼻歌、古書コショコショ、古書善行堂(山本善行)、エンゲルス・ガール、デマエ書房(山崎書店店主)、メリーゴーランドKYOTO(京都店店長)、Just add Life、100000t


【Pan】
パンドラディ、パン工房RK、ちせ、GREEN GABLES DREAM、machikado-kitchen tonto、東風、テクノパン、'apelila、 Sarah moon、 yugue
【Drink】チャイ(ちせ)、珈琲(なや)
【T-shirt・Ecobag】hellbent lab
【Tarot】パウロ野中(鑑定料 一件¥2000 ※ご希望の方は、ご予約の際に「タロット希望」とお知らせください)

http://sakyowonder.blog82.fc2.com/blog-entry-36.html

ただ、この内容でも、一箱の店主は2往復とも車内にいるのか(それだとお客さんが果たして何人乗れるのか)、八瀬比叡山口駅で「約90分間停車」ってナニすればいいのか、などよく判らないことがあるのだが、まあ、流れにまかせましょう。恵文社・堀部さんのDJというのも楽しみ。


ちなみに、「古本けものみち」は、先日の一箱古本市で好評を博した、ハコバカさん(http://www.hakobaka.org/)設計の「一箱専用の箱」(そろそろイイ名前をつけたい)でエントリーする予定です。東京以外では初お目見えです。お楽しみに。


ついでに、前日のトークももう一度告知しておきます。翌日の古本列車とセットでどうぞ。

左京ワンダーランド緊急参加企画
トークイベント『左京区とフリペ、ときどきミニコミ


2010.6.12(sat) open18:30/start19:00 charge1,000yen(パンクッキーのおみやげ付き)
@かぜのね(叡山電車出町柳駅すぐ) 定員30名(要予約)


司会:南陀楼綾繁(ライター・編集者)
話し手:竹内厚(Re:S・『セイカノート』編集)
     林舞(『ぱんとたまねぎ』発酵人)


東京からお招きしたライターの南陀楼綾繁氏のナビゲートで、いまはなき、雑誌『情報誌エルマガジン』で「京都市左京区」号を2回発行し、京都精華大学の高校生向けフリーペーパー『セイカノート』でも「左京区」特集号を制作した『セイカノート』の編集・竹内厚さんと、「パンのことならなんでも」のフリーペーパー『ぱんとたまねぎ』の臨時増刊号として、ミニコミ左京区とパン』、『京都市左京区 パン屋と本屋』を発酵した林舞さんに、左京区の魅力、左京区的なるものの正体について、存分に語っていただきたいと思います。


また、『セイカノート』、『ぱんとたまねぎ』のバックナンバーの展示と、お三方がいま、ご興味のあるフリペとミニコミをいくつかお持ちいただき、みんなでまわし読み大会も!


尚、当日は「パンの日(毎月12日)」でもあるので、ちせさんによるパンクッキーのおみやげ付きです!


【イベントのご予約・お問い合わせ】左京ワンダーランド実行委員会(ガケ書房 TEL075-724-0071)
※ ご予約の方は、お名前・お電話番号・人数をお知らせください。
またイベント終了後、かぜのねカフェスペースで小一時間ほど打ち上げ(実費)をいたします。ご参加ご希望の方は、その旨も一緒にお伝えください。


【会場のお問い合わせ】かぜのね TEL075-721-4522
http://www.kazenone.org/
※ 会場には駐車・駐輪スペースがございません。
お車・自転車でお越しの方は、近隣のコインパーキング・駐輪場をご利用ください。

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