「ブックマークイヌヤマ」、初回なのにメガ盛り!


「日本一よくしゃべる古本屋」こと、五っ葉文庫の古沢くんから、「ブックマークイヌヤマ」の詳細が届きました。昨年12月に犬山の彼の店に行ったときに、「こんなのやりたいんですけどね」と話していたが、まだ、具体的に働き掛けをしてはいなかった。それからわずか2カ月でココまで持ってくるとは、よくしゃべるだけじゃなくて、よく動く男なのだなあ。ポスターにクラウザー様が登場、どの企画もどことなくヘン、というのが、彼のキャラクターを反映していて、あなどれない男だと思います。いずれ整理して載せるとして、とりあえず、彼から来たメールをそのまま転載します。長いよ。

日程は3月13日(土)と14日(日)
スタイルとしましては、実行委員企画がコアにありまして そこに城下町のお店が協賛イベントとして関わっていただき、 古い町並みを散歩してもらいながら、本と犬山に触れていただけるイベントになります。

メインイベントは昔ながらの武家屋敷で行う「一箱古本市 in 武家屋敷」。広いお庭で30箱規模で一箱を行い、同時に座敷で読書イベントも行います。


実行委員企画
●「放送禁止映像とは何か?」
□会場 : 弐番屋2号館2階 □時間 : 17時〜18時30分
□参加費:1000円 □講師 : 天野ミチヒロ 「放送禁止映像大全」
なぜ、あの作品は今見る事ができないのか…?ウルトラセブンの12話などをはじめ、諸般の事情で現在では放送禁止とされてしまった映像作品の数々。その裏には潜むものとは…。「放送禁止映像大全」の著者が送る、映像業界の裏のおはなし。


●「廃墟、秘宝館、愛知県漂流。」
〜幻の雑誌”愛知県漂流”を追って〜
□会場 : 弐番屋2号館2階 □時間 : 14時30分〜16時
□参加費:500円 □講師 : 酒井竜次 元愛知県漂流編集長 現「八画」編集者
日本全国の廃墟情報が網羅された「ニッポンの廃墟」はじめ東海圏からDEEPを発信し続ける出版社、八画。その原点には2002年から1年半だけ存在した幻の雑誌「愛知県漂流」がありました。愛知県漂流の謎と、人を惹き付けてやまないカルトスポットの話。


●「もてたい?もてたくない?」〜おたくにとっての恋愛道〜
□会場 : 弐番屋2号館2階 □時間: 12時30分〜13時30分
□参加費:500円 講師 : 中沢健 「初恋芸人」
「もてたい」という動機は純なのか?不純なのか? 特撮おたく歴25年、彼女いない歴25年。そんな芸人「佐藤賢治」の前に現れた一人の女性とは…?。唐沢俊一唐沢なをき大槻ケンヂに絶賛された純キワマリないおたくの恋のものがたり「初恋芸人」の著者が送る、おたくにとっての恋愛道。


●「第一回 読んでない本大賞」
□会場 : 旧堀部邸 □時間 : 15時〜18時
□参加費:500円※本を紹介するひとのみ 観覧は無料
あなたにもありませんか?買ったはいいけど読んでない本…。時間ができるまで、と放置してある本や、衝動買いしてしまった本、雰囲気(だけ)が好きな本、あとは英語の絵本等々、あなただけの読んでないけど大切な本の話、聞かせて下さい。本は読むだけがすべてじゃない。


●「犬山祭展 と からくり絵本づくり」
〜ミニチュア車山と絵本原画でみる犬山祭展 〜
□会場 : 旧磯部邸 □時間: 13時30分〜15時
(犬山祭り展は両日開催。 13日 10時〜16時30分、14日 10時〜16時)
□参加費 : 500円(展示観覧は無料) 講師 : 石田民子
毎年4月に行われる、荘厳な車山とからくり人形の演舞が見事な、重要無形民俗文化財「犬山祭」。全13両の山車のミニチュアと、犬山祭絵本の原画で犬山祭の空気に触れます。同時に、オタマジャクシがカエルに、ヒヨコがニワトリにあっというまに変身!かんたんに作れてちょっと不思議な、自分だけのからくり絵本づくりができるワークショップも開催致します。


●映画「童貞。をプロデュース」 上映会
(2007年 85分 監督 松江哲明
□会場 : 弐番屋2号館2階 □参加費:500円
□時間 : 13時30分〜15時、15時30分〜17時(2回上映)
自主制作映画でありながら、東京国際映画際など数々の受賞歴を持つ、今一番注目される映画監督、松江哲明。彼の代表作であり、an○nでは、母性本能をくすぐる作品と絶賛された本作を上映します。女性とうまく話せない、文系、草食系男子の青春ドキュメンタリーであるこの映画、内容に感激した峯田和伸(銀杏BOYS)が特別出演したことでも話題の作品。


●「西欧のむかし音楽&日本の昔ばなし」
武家屋敷で楽しむ南蛮音楽と日本の民話〜
□会場 : 旧堀部邸 □時間: 13時〜14時半
□参加費 : 500円 演奏 : ウンガレスカ 語り : うめむらまり
中世ルネサンス時代のヨーロッパ音楽と、昔より語り継がれてきた日本の民話。国は違えども、時代は違えども、どこか懐かしく心に響く・・。ところは城下町に現存する、明治時代に復元された趣ある武家屋敷。いつのまにかタイムスリップしているかも!?


●「やさしさの種」
〜絵本作家 うさ 原画展&トーク、ワークショップ〜
□会場 : 旧磯部邸 □時間: 15時30分〜17時
(原画展は両日開催。 13日 10時〜16時30分、14日 10時〜16時)
□参加費:500円(展示観覧は無料) 講師 : うさ 「ひとやすみ」ほか
「字のない絵本」を描き日本だけでなく海外でも評価の高い犬山出身の絵本作家、うさ。想像力を刺激する試みとして、あえて文章を書かない彼女の思いとは。原画展と併せまして、トークイベントと字のない絵本のワークショップを開催します。


最後にブックマークイヌヤマ音楽祭が入ってフィナーレとなります。
他に自分のお店の痕跡本展も協賛イベントとして関わります。


…現在、このような形で動いています。
個人的には、読んでない本大賞が一番楽しみにしておりまして、これがこのブックマークイヌヤマだからこそのイベント、キモだと考えております。
一箱含め、頑張っていいイベントにしようと思っておりますのでお見守り下さい。どうぞよろしくお願い致します。


サイト
http://bookmarkinuyama.jyoukamachi.com/


なお、五っ葉文庫さんには、不忍の春の一箱古本市で、高遠、広島に続き、「痕跡本ツアー」をやってもらう予定です。いまのところ、5月2日(日)予定。何も起こらない状況でも話題を造り出す香具師というか錬金術師みたいな男ですから、一緒に歩くときっと面白いですよ!(ちょっとうるさいけど)詳細は2月中に発表しますです。


それにしても、この古沢くんとか、ブックオカの生野さんとか、火星の庭の前野さんとか、次から次へアイデアダダ漏れする人たちを集めてシンクタンクをつくったらいいんじゃないの? 座長は往来座の瀬戸さんで、ぜひ。


みずのわ出版からお知らせ。〈東京堂書店〉でトークです。

「島―瀬戸内海をあるく 第1集 1999-2002」刊行記念
斎藤潤さん トーク&サイン会「写真で語る瀬戸内の島々」


日時 2月13日(土)15〜17時(開場14:45)
場所 東京堂書店神田本店 6階
東京都千代田区神田神保町1-17(地下鉄神保町下車徒歩3分。すずらん通り)
参加方法 要予約。参加費500円


2000年2月刊の季刊『しま』180号から11年続く好評連載「瀬戸内海の今を歩く」の、1999〜2002年取材分12篇(『しま』180〜194掲載)を収録した『島―瀬戸内海をあるく 第1集 1999-2002』(みずのわ出版)の刊行を記念して、日本離島センターの『SHIMADAS』、季刊『しま』編集長・三木剛志さんをナビゲーターに、斎藤潤さんのトーク&サイン会を開催します。変わりゆく瀬戸内の島の暮しを記録した写真を映写しながらトークを進めて戴きます(瀬戸内海以外の島の写真もあわせて映写いたします)。ぜひご参加ください。


o 参加ご希望の方は、東京堂書店まで電話(03-3291-5181)またはメール(tokyodosyoten@nifty.com)にて、件名「斎藤潤さんイベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。
o 開催前日(2月12日)以降は、メエルではなく、東京堂書店(電話03-3291-5181)まで、お電話にてお問合せください。


[著者]斎藤潤(さいとう・じゅん)
昭和29年岩手県盛岡市生まれ。島、旅、食、船、自然、環境、産業史、農林水産業をテーマに執筆をしているフリーライター。季刊「しま」(日本離島センター)の他に、「コーラルウェイ」(JTA)、「サライ」(小学館)、「ノジュール」(JTBパブリッシング)、「島へ。」(海風舎)、「中国新聞」などに執筆。著書は、「しま」連載をまとめた最新刊の『島―瀬戸内海をあるく 第1集 1999-2002』(みずのわ出版)、『日本《島旅》紀行』『沖縄・奄美《島旅》紀行』『旬の魚を食べ歩く』『東京の島』『トカラ列島』(以上、光文社新書)。共著に『沖縄いろいろ辞典』(新潮社)、『島・日本編』(講談社)などがある。平成22年1月には屋久島・トカラ・奄美の紀行文『島で空をみていた(仮)』(アメーバブックス新社)を発刊。