名古屋〈リブロ〉でセドローくんとトークです

毎日、告知ばっかりですいません。今度は名古屋です。

光文社新書一箱古本市の歩きかた』刊行記念
「不忍VSわめぞ 仁義なき戦い・名古屋死闘編」


南陀楼綾繁(ライター・編集者、「不忍ブックストリート」発起人)
向井透史古書現世店主、「わめぞ」代表)


一箱古本市の歩き方』の刊行を記念し、著者の南陀楼綾繁氏と、早稲田の古本屋・古書現世の店主であり、早稲田・目白・雑司が谷にてブックイベントを開催するグループ「わめぞ」の代表を務める向井透史氏をゲストに迎え、東京・谷根千不忍ブックストリートをきっかけに今や全国へとひろがった各地の「一箱古本市」や「ブックイベント」の様子、本との新しい付き合い方を深く楽しくお話し頂きます。


日時:12月6日(日) 14時30分〜(14時開場)
会場:カフェパルル(052-262-3629)
入場料 :500円 (ドリンク代別途) 定員30名


ご予約はこちらまで↓
リブロ名古屋店 
TEL : 052(264)8526
mail : pbc-nagoya@libro.co.jp
住所 : 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-29-1 名古屋パルコ東館4F


朝8時に目覚まし鳴るが、止めて9時まで眠る。仕事場に行かねばならぬが、頼んでいたデータが遅れているのをいいことに、そのままウダウダ。テレビ東京森繁久彌追悼で再放送した《おじいさんの台所》というドラマを観る。妻に先立たれて、一人暮らしをすることになった森繁が娘のいしだあゆみに家事のやり方を指図されて、キレるシーンがある。どこから見たよなあ、と思ったら、最近の我が家だった……。


2時に出て、阿佐ヶ谷へ。〈ラピュタ阿佐ヶ谷〉の佐藤慶特集にやっと。深作欣二監督《ギャング同盟》(1963)は再見。80分と短いが、ラストの銃撃戦がすごい。内田良平はなんかガアガアがなっているだけだが、佐藤慶ニヒリズム漂う演技はよかった。


急いで西荻に移動。〈マーレ〉での西荻ブックマーク。平出隆扉野良人師弟対談。冒頭、平出さんが「私は井上くん(扉野さんの本名)に教えてもらったことが多い、どちらが師か判らない」とおっしゃる。ふたりとも饒舌ではなく、沈黙を恐れずに、ひとつひとつ言葉を選びながら話して行く。この師にして弟子あり、という感じだった。川崎長太郎の話もよかったが、ぼくにとっては後半が興味深かった。平出さんが自分にとって本を書くことは「工法」だと云い、これまでに出してきたワープロ打ち・コピーの詩誌を見せた。そして、これから自分でつくった本をネットで流通させることを考えていて、そのときのカタチは「書籍と云いはるけど冊子みたいなもの」になるだろう、と云われた。また、「いまの流通のしかたが、はやくつまづいてほしいと思います」とも。ぼくは、『季刊・本とコンピュータ』で平出さんにエッセイを書いていただいたことがある(2004年春号、「私の読書習慣――あるいは読むことの純潔さについて」)。そういえば、そのときに書かれたことも、いわば読書の「工法」についてだった。この辺のことを、もっとじっくりと読みたいと思う。


ゆっくり進んだ時間も終わりに近づき、質問タイム。文学的な質問が多かったので、つい下世話な質問をしてしまう。ごめんね、扉野さん。聴きに来ていた河出書房新社のTさんから、宮沢章夫『時間のかかる読書』(1600円+税)と武田一顯『ドキュメント政権交代』(1600円+税)をいただく。前者は『一冊の本』で連載されていたもの。河出で本になったのか。


仕事が終わってないので、打ち上げは遠慮して、ドンベーさんと〈音羽館〉に寄ってから、仕事場へ。こんど某所で再開する「文豪擬獣化計画」のキャラをどうするか、旬公とあれこれ頭をひねり、なんとか決定。そのあと、西日暮里の〈王将〉に行くが、行列が凄いのであきらめて、適当な韓国料理屋に入ったら、久々の大ハズレだった。味のない石焼ビビンバって、初めて食べたよ。旬公は海鮮チゲを頼んだが、豆腐とアサリしか入っておらず、「やっとエビがあったよ」と、カップヌードルに入っているような小さなエビを見せられて、涙する。ウチに帰り、資料を読んでいるうちに眠くなって、1時に眠る。


「古本屋ツアー・イン・ジャパン」(http://blogs.dion.ne.jp/tokusan/)が、黄金町の〈猫企画〉をレポートしている。ぼくのリクエストに応えてくれたもの。やっぱり、ぼくが書くのより正確です。店主とのやり取りに笑う。