ダニー・ボイルの性癖を知る

朝8時半起き。朝から雨。9時に出て、大手町経由で高田馬場へ。久しぶりに〈吉野家〉で牛丼とみそ汁。開映20分前に〈早稲田松竹〉に着くが、場内にはけっこうヒトがいた。ダニー・ボイル監督特集で、《トレインスポッティング》(1996・英)と、《スラムドッグ$ミリオネア》(2008・英)の2本立て。《スラムドッグ〜》はどこかの名画座で観るつもりだったが、カップリング作品がいまいちだったので、今日に決めた(ホントは11/4(水)〜7(土)に〈新文芸坐〉で《レスラー》と一緒にやるのがいちばんいい組み合わせだと思うが、そのときは観られないので)。《トレインスポッティング》は前にDVDで観たが、大画面だとウンコのシーンの汚さが全開だ。立ち直り→やっぱりダメの繰り返しがキツく、93分という上映時間より長く感じた。


《スラムドッグ〜》は、世界最大のクイズショーの進行と、そこで勝ち上がっていくスラム出身の少年のこれまでの人生を並行して描いていく。リアルさとファンタジーの配分が絶妙で、じつに面白かった。ラストのインド映画お約束のダンスもいい。この作品でも冒頭で、少年がクソまみれになるシーンがあり、ダニー・ボイル監督がウンコ好きであることがよく判った(判ったからと云って、ナンの得にもならんが)。


観終わってロビーに出ると、次の回の入場者が長蛇の列。朝イチで来て、正解でした。ちなみに、10月31日〜11月6日は、いま話題の横浜聡子監督の2作品を上映し、監督のトークショーやメイキング映像の上映もあるそうだ(横浜さんは早稲田松竹でアルバイトしていたとか)。行きたいけど、福岡と広島のあいだだからムリだろうなあ。


早稲田古本街に行くつもりだったが、おっくうになって、高田馬場から山手線で西日暮里へ。新書の再校ゲラを読む。この期に及んで、まだ直したいところがボロボロ出てきて困る。早く完全に手から離したい。夜はウチで、「小説検定」の本読み。まだまだ山のように読まねば。


急に決まった〈善行堂〉オープニングイベント。『sumus』の皆さんが集まるようだが、ぼくはブックオカに出るからムリなんだよなあ。その代わり、10月30日に京都に寄り、〈善行堂〉にも顔を出すつもりです。入札用の本も直接持っていきます。いまのところ、ですが。

“実は善行堂、まだオープンしていなかったのです。プレオープンのままなのです”(山本善行談)
知恩寺古本祭り開催中の11月1日、オープニング・イベント!


場所 古書善行堂前路上
日時 11月1日(日) 


岡崎武志看板制作 14:30〜
岡崎武志山本善行のぶっちゃけトーク 司会・扉野良人 15:30〜
荻原魚雷乱入予定!)
善行堂、岡崎堂、ラビット堂、文壇高円寺による古書公開競り&スムース・メンバー出品古書入札 16:30〜


 入札の商品は10月30日(金)から善行堂店内にて展示してあります。スムース・メンバーによる特撰古書が並んでいますのでお立ち寄りください。
 各出品物には、出品者の決めた希望最低価格が書かれた封筒がつけられています。入札者は設置された指定のメモ用紙に、貴下がほしいと思う商品の封筒へ、そこに記された価格以上の額面と、貴下の住所氏名を記して、その封筒のなかへ入れておきます(封筒のなかをけっして覗いてはいけません)。
 11月1日のトークのあと、その封筒を最高値を記入した方に商品は落札されます。なお一人しか入札者のいない商品は、その方へ封筒に記載された額(出品者希望最低価格)での落札となります。
 なお11月1日の発表時、その場にいる方のみの落札になります。落札者が不在の場合は席次の入札額面で、そこに居合わせる方へ落札権利が移ります。


イベント完成後、ささやかですがオープニング・パーティーを開きます。
みなさまのご来店をお待ちしています。


古書善行堂
http://www.hat.hi-ho.ne.jp/zenkoh/