《ウェルかめ》に蟲文庫さんモデル疑惑!?

朝8時起き。数日前から《ウェルかめ》に「カメになりたい」という女性が登場。また、編集部の坂井真紀は「コケが大好きな郵便局員」として取材された経歴が明らかに。……なんか、これ、〈蟲文庫〉の田中美穂さんのコトを二人に振ったみたいじゃない? ひょっとして、こっそり取材されてたりして。西日暮里に行き、『進学レーダー』の書評を書く。11時にあげて、神保町へ。


神保町シアター〉、今日は野淵昶監督《幽霊列車》(1949)。エンタツアチャコ柳家金語楼らが出ているコメディだが、クスリとも笑えず。ストーリーも陳腐、列車が走るところは露骨なミニチュア。出ている役者がみな大根で、とくに羅門光三郎は『映画論叢』で戦前の活躍を知ったばかりだが、無声映画を引きずった大仰なセリフ回しで白ける。いちばん演技がウマいのが金語楼という、絶望的な映画だった。これを画調のベターっとしたデジカム素材で見せられたのだから、眠っても仕方ない。おまけに、半分ぐらい経ってから、爺さんの客がブツブツ云いながら入場して来て、うるさかった。


終わって、〈すずらん堂〉で、勝田文の新刊二冊、『ちくたくぼんぼん』第1巻と『ウランバナ』(集英社)、〈高岡書店〉で、押切蓮介『ピコピコ少年』(太田出版)と『映画秘宝』を買い、〈ヒナタ屋〉へ。カレーを食べ、今日から始まった「こびっちゃんのエホン部屋」を観る。はとちゃんの絵とオブジェ、フリーペーパー『エホンだより』発行のわた毛文庫セレクトの絵本が並ぶ。はとちゃんがジャケットを描いた、ゴトウイズミ+アコーディオン[私は哀しいアコルデオン弾きなの]を買う。11月7日の「お好み本ひろしま」(http://www.bookrainbow.com/okonomi/)では、ゴトウさんが路面電車で演奏します。


西日暮里に戻り、しばらくすると、バイク便で校閲チェックが届く。いくつかの事実関係を確認するのに手間取る。本駒込図書館に寄り、引用文の確認をしてから、ウチへ。録画した番組を見ながら、晩飯をつくって食べたりしてると、もう12時だ。


スサミ・ストリート・ニュース。昨日、〈リバティ〉がDVDレンタルを止めてゲームソフト屋に転換するという張り紙を見たのだが、今日、〈ロムハウス〉が〈TSUTAYA〉に変わることを知る。統合が進むなあ。しかし、〈TSUTAYA〉はこの通りのスサミ具合をナメないほうがいい。メジャーなチェーンでも、思い切りマイナーな感じになってしまう魔法のストリートなんだもの。