11月に新刊出ます

ちょっとまだ先のことですが、タイトル決まったのでお知らせです。11月17日頃、光文社新書から『一箱古本市の歩きかた』が出ます。2005年にはじまった「不忍ブックストリート一箱古本市」と、その後全国に広がっていった一箱古本市や、その他のブックイベントについて書いた本です。第一部では、不忍ブックストリート、第二部では、福岡、名古屋、仙台、わめぞ、中央線沿線、米子、広島、追分・小布施、高遠、大阪・京都・神戸、フリーペーパーの動きを描いています。第三部は、ブックイベントと読書の変化について。『本が好き!』連載分をもとに、大幅に書き加えました。この一冊を読めば、誰でもブックイベントが主催できるように書いたつもりです。約320ページで、定価は800円を超える模様です。目次は近日中に掲載します。


本書刊行に際して、トークやブックフェアなど、できることは何でもやりたいと思います。東京だけでなく全国の新刊書店、古書店、ブックカフェや、イベント主催者の皆さん、なにかアイデアがあればご連絡ください(このブログ上部にメールアドレスがあります)。都合がつけばドコでも参ります。「ブックオカ」や「お好み本ひろしま」は刊行前なのがちょっと残念ですが。どうぞよろしくお願い申し上げます!


今年の「ブックオカ」でぼくが関わる企画が決まりました。一箱古本市の翌日です。

編集・ライター養成講座 特別篇〜福岡ブックスクール


【日程】11月1日(日)10:30〜17:00
今年で7年目を迎える「宣伝会議 編集・ライター養成講座」。11月下旬の開講に先立ち、第一線で活躍中の編集者による特別講座を開催します。


1時限目「創造的、根元的編集論」
講師:大原哲夫氏(元・小学館編集者)
時間:10:30〜12:00
『百年前の日本』『バッハとの対話』『モーツァルト全集』『武満徹全集』など数多くのロング&ベストセラーを手掛け、“戦う編集者”とよばれた大原哲夫氏の珠玉の編集論。


2時限目「人気雑誌の編集長が雑誌づくりの醍醐味と裏話を語る!!」
講師:秋吉健太氏(『福岡ウォーカー』編集長)×馬場健治氏(シーアール社長)
時間:13:30〜15:00
福岡で多くの読者を抱えるタウン情報誌の編集長と、地場最大手の編集プロダクション社長が、これまでの編集者人生で経験した数々のエピソードを交えながら、雑誌づくりに注ぐ想いと情熱を語る2時間!


3時限目「座談会 福岡発ベストセラーの舞台裏!」
座談会出席者:福岡の出版社でつくるフリペ「はかた版元新聞」加盟12社の編集者
司会:南陀楼綾繁さん(編集者/「不忍ブックストリート」主宰者)
時間: 15:30〜17:30
福岡は知る人ゾ知る「地方出版のメッカ」。その福岡から生まれたベストセラーを仕掛けた地元出版社の編集者たちが、出版までの秘話やベストセラーになった理由、はたまたその裏側で埋もれゆく「売れない良書」への思いなど、キタンのない本音でぶつかる座談会!


【会場】バル・ロッサロッサ(福岡市中央区警固2-18-14アバンダント91ビル1F)
【料金】1コマ750円(ワンドリンク付・要予約)
【予約】kyushu@sendenkaigi.co.jp(氏名、連絡先、人数、メールアドレスを記載)


共催/宣伝会議九州本部・はかた版元新聞
問/宣伝会議九州本部(092-731-3331/kyushu@sendenkaigi.co.jp)


このうち、大原哲夫さんは、〈書肆アクセス〉の由来となった情報誌『アクセス』の名付け親で、アクセス閉店時の本に原稿を書いていただいた。福岡でお会いできるとは楽しみだ。


8時起き。《ウェルかめ》、新人編集者によくありがちな勘違いがイタい(けっこう感情移入してたりして)。仕事場に行き、雑用あれこれ。午後はウチに帰り、you tubeで音楽を流しながら、新書のレイアウトを読みなおす。書評用に石原千秋『読者はどこにいるのか』(河出ブックス)読む。読者論というよりは、読者の存在を意識することで、小説をどう読み解けるかという内容だった。


7時に〈千駄木倶楽部〉でKさんと待ち合わせ。初校を受け取り、注意点をいくつか。これから二週間ほどで校了まで持っていかねばならず、けっこう忙しいスケジュールだ。〈砺波〉でチャーシュー麺を食べて、ウチに帰る。夜はテレビで《不毛地帯》第一回スペシャルを観る。