『酒とつまみ』がやっと出たぞ

目覚ましをまた止めてしまったのか、起きたら9時。《つばさ》を観てから、仕事場へ。「シルバーウィーク」中だが、こちらはひたすら原稿を書くのみ。今月から〈イアナック〉が日祝に営業してくれるようになったので、食糧確保がラクになった(あんまりコンビニでおにぎりなどは買いたくない)。3時ごろに「関西編」が19枚で完成。これで残りは3本となる。そのうち1本はかなり長くなる予定。


彷書月刊』の企画を少し練り直し、出かけようとしたら、ポストに『酒とつまみ』第12号が入っていた。前号から一年ぶり。今回はとくに長く感じたなあ。特集は酔っ払いのトホホ告白集。酔客万来は小西克哉。ぼくの連載は大井町で、ゲストはわめぞの酔っ払い・武藤良子。この号から「酒とつまみ社(仮)」の仮が取れて、株式会社となったのは欣快至極。ナベさんはエライ!(大竹さんも少しエライ)。あと、『本当にあった禁断愛』も届く。塩山さんの話では今回で休刊とのことで、「居眠り名画座」は10回で終わり。もうちょっと続けたかったが。この連載は山崎邦紀さんの書評と並び、読者アンケートでダントツの不人気を誇っていた(「つまらないもの」に「南陀楼綾繁の」と画数の多い字をわざわざ書き込んだ皆さん、ご苦労さん!)。


〈古書ほうろう〉に寄ると、宮地さんから今日の不忍池の野外音楽堂でのライブに誘われる。ヤン富田は見たいけど、気力がわかず。〈ブーザンゴ〉に行くも、古本販売だけでカフェはまだ開いてない。〈往来堂書店〉を覗く。入口脇で『谷根千』山崎さんの選ぶ映画本フェアをやっている。ぼくの好きな本とかなり重なっているな。ときどき行く中華料理屋に入ると、いつもの愛想のいいお姉さんじゃなくて、異様に不愛想なヒトになっていて、居心地が悪かった。ウチに帰り、少し眠ったあと、資料や書評の本を読む。


マンガ雑誌には、さほど難読でもない文字にもルビが振ってあるが、無原則というかいい加減なものが多い。今週の『ヤングマガジン』の風間やんわりの4コマで、「影の実力者になりたい」男が、「せき払い一つで総理の首がすげ変わる そんな御前になりたいです」と云うのだが、「御前」に「おんまえ」というルビが振ってあった。なにか深い意味があるのかと考えてしまったじゃないか。


ほうろうで、川島信子さんの琵琶演奏があります。映画監督・山田勇男さんとのコラボレートで、山田監督の新作や二人のトークもあります。11月28日(土)7時開演。2000円。