〈ときわ食堂〉が開いてなくて

昨夜は原稿に書くことをときどき思いつき、起きてはメモし、寝てはまた思いつくという感じで、2時ぐらいまで眠れず。それでも8時前には目覚めてしまう。このテンションが保てればいいのだが。本郷図書館で資料になる本を何冊か借り、仕事場へ。午前中に『ぐるり』の連載と『進学レーダー』の書評の原稿をあげる。


旬公が「パンとコーヒーを買ってこい」と云うので、よみせ通りの〈やなか珈琲店〉へ。出来上がりを待つあいだ、〈ブックオフ〉で時間つぶし。歌野晶午のミステリを三冊と、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督《犯罪河岸》(1947・仏)のDVDを500円で。こんなの、出てたんだ。〈イアナック〉でパンを買って、仕事場に戻る。小沢信男さんの新刊『東京骨灰紀行』(筑摩書房)が届く。完成までに8年かかったという作品だ。心して読もう。装丁は間村俊一さん。


「米子編」に取りかかり、5時までに完成。3本書いてさすがに疲れたので、ご褒美に〈ときわ食堂〉でチューハイだ!と自転車を走らせるが、臨時休業だった。町内の神社の祭りのせいか? どこか入らずにはおさまらず、不忍通りのおでんやでビールとチューハイ、あとおでんを少し食べる。〈のむらや〉で買い物してウチへ。


柴野京子『書棚と平台 出版流通というメディア』(弘文堂)を読了。労作であるとともに、これまでの出版史にはなかった視点がみられる。終章では、「退屈男と本と街」や一箱古本市についても触れているが、ここでの評価については、自分の原稿を書きながら考えてみたい。