雨の地元取材

このブログは本日、150万アクセスに達しました。開始から5年と1か月です。この2カ月ほどはほとんど更新できなかったし、今後もときどき途切れるとは思いますが、細々と続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。


朝8時起き。昨夜からの台風で大雨。《つばさ》を観てから、仕事場へ。午前中は、あさってある会で話すことになっている各地の一箱古本市の資料をまとめる。この一覧は新書にも使おう。


留守中に届いたもの。桐野夏生セレクション『憑かれし者ども 松本清張傑作選』(新潮社)、『ラップ歌謡大百科』(スモールライト)、遠藤勁『我が骨折顛末記』『戦後のくらしパノラマ館』(遠藤勁デザイン事務所)、文興植写真集『ソウルブルース』(ビレッジプレス)、『道の手帖 長谷川四郎』(河出書房新社)など。


u-senこと松田友泉くんのミニコミ『コラム等(ひとし)』は高遠のホテルで読了。『HB』のデザインコピーにギョッとするが、よく読むとパロディではなく、きちんと『HB』が設定したテーマに取り組んでいる。マジメだけどその裏になげやりな感じが透けて見える、不思議な文章。「古本縛り」のマンガもいい味出している。それに比べると、後半の生活エッセイはけっこう陳腐。前半だけで1冊つくる方が良かったかも。しかし、これだけを一人でつくってしまうパワーには感服した。まあ、ぼくも20歳の頃は同じようなコトをやってたけど。


雨が止まず、2時半に傘をさして外へ。〈砺波〉で鮭チャーハン。〈往来堂書店〉で、『藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん1』(小学館)と、野澤延行『のらネコ、町をゆく』(NTT出版)。後者は『谷根千』最多登場者の一人である西日暮里の獣医さん。映画《私は猫ストーカー》を観た人には必読かも。笈入さんと〈やなか珈琲店〉に行き、店のことや不忍ブックストリートについて話を聞く。ふだんはこんな話を正面切ってしたりしないので、新鮮だ。仕事場に戻り、「小説検定」の本を読む。


7時前に〈サミット〉で買い物して、〈古書ほうろう〉へ。今日から3日間休みで、棚卸をしている。その時間を割いてもらい、4人に話を聞く。ほうろうになるまでの経緯など、これまで断片的に聞いていたコトがやっと一つの筋につながった。かなり突っ込んだ話になったので、終わったら10時すぎていた。店を出ると雨が止んでおり、歩いてウチに帰る。晩飯をつくって食べ、1時ごろまでテレビを観て眠る。