7月は地道な月(にしたい)

この10日ばかりのドトウの日々をナンとか乗り越えて、さすがに疲れが出たか、10時まで寝坊。そのあとも布団で、福満しげゆきうちの妻ってどうでしょう?』第2巻(双葉社)を読む。なんだか1巻より面白くなっている。妻が「どんな映画を観てるときでも、画面から目を話している時間が異様に長い」というのに笑ってしまう。旬公も同じで、ぼくがいつも状況説明をさせられているのだ。しかし、最近は別に住んでいて、電話で話すだけなので、こういう細かいクセみたいなものを忘れてしまわないかと、ちょっと心配。


1時に出て、〈ときわ食堂〉でブリ照り焼き定食を食べ、仕事場へ。『en-taxi』最新号届く。「東京・地下街」という特集で、新宿東口の地下についての文章を書かせてもらった。この雑誌には初めてなので、精一杯きばって書いたつもりだが、さてどうか。ほかに坪内祐三=日比谷・銀座、泉麻人=池袋、平松剛=新宿西口広場、甲斐みのり=しぶちか、橋本倫史=Echika池袋、枝川公一=新橋、という組み合わせ。


実家からブドウが届く。〈サミット〉で買い物して、ウチへ。DVDで、アルフレッド・ヒッチコック監督《北北西に進路を取れ》(1959・米)を観る。何度目になるだろうか。ヒッチコック映画のいろんな要素が前面にちりばめられた映画。終わってから、メイキング(エバ・マリー・セイントがガイド役)を観るが、資金も内容もヒッチコックの云い分が100パーセント通った、幸福な映画だったコトが判る。


いろいろあった6月も今日で終わり。7月は、仕事場に腰を据えてまとまった仕事を進めたいと思っています。ずっとカード持ったままのスポーツクラブにも、いい加減行かないと、旬公に3匹の豚と一緒にさばかれるかも……。