雨のなか、長い一日

朝8時起き。ポツポツ雨が降っている。朝刊を見たら、マンガ家のやまだ紫死去とあった。60歳。この数年、元『ガロ』編集者のご主人ともども闘病生活を送っていたはずだ。西日暮里に行き、授業のレジメをつくったり、原稿を読んだり。ラジオでbirdが結婚したという話の相手がだれかを聴き逃して、その直後、yahooのニュースを見たら、みうらじゅんだったのでビックリ。前からの関係だったらしいが、有名なハナシなのか、コレは?


2時に出かけて、〈吉野家〉で焼肉定食を食べて、千代田線に乗って鶴川へ。駅前の〈ドトール〉で畠中理恵子さんと会い、一緒に大学へ。途中、雨が降ってきたが、道端に捨ててあったビニール傘を使わせてもらい、事なきを得る。授業、今日は30人ほど。だんだん適正人数になってきたかな。神保町についてと、新刊書店の状況について、かなり現実的な(ということは、かなり厳しい)ハナシをしていただいた。ちょっと詰め込みすぎて、畠中さんがせっかく持ってきてくれたミニコミをあまり見せられなかった。駅まで学バスで戻り、成城学園駅で畠中さんと別れて、新宿へ。


中央線が遅れていて、車内は大混雑。西荻窪で降りて、〈音羽館〉を覗いてから、〈アケタの店〉に向かう途中、『ぐるり』の五十嵐さんとイラストレーターの沢田としきさんと会う。次号の表紙をスケッチにいらしたという。今日のライブは、渋谷毅石渡明廣外山明の「月の鳥」セッション。客は7、8人。2セット目の最後に、コードだけ決めてその場でつくった曲をやったが、音を重ねていくうちにどこで入るかが自然に決まっていく。何十年もやっているからフツーなのだろうが、やはりジャズミュージシャンはスゴイ。なかなか買えずにいた、渋谷毅エッセンシャル・エリントン+清水秀子[SONGS]を渋谷さんから割引で買う。ジャケットは沢田さん。あとで、お二人にサインしてもらえばよかった、と気付く。


ブーザンゴ〉でフリーペーパー展の荷物を引き取らねばならぬが、遅れてしまい、11時20分に到着。タクシーで段ボール箱を運ぶつもりだったが、店にいたお客さんがマスターの羽毛田さんの同級生で、車に乗せて行ってくれたので、15分で西日暮里まで運べて、助かった。自転車でウチに帰り、昨日の残りで遅い晩飯。今日はやたらと移動が多く、疲れる一日だった。


日本推理作家協会賞の贈呈式とパーティーの招待状が送られてきた。栗原裕一郎さんのほか、柳広司田中啓文と好きな作家が受賞しているので、行きたい気持ちはあるのだが、なにしろミステリ界に知り合いがいないからなぁ。だれか2、3人知り合いが行くと判っていれば、腰も上がるんだが。