一箱古本市、初日開催です!

おはようございます。
快晴の空のもと、本日、一箱古本市の初日を開催します。
販売時間は11時〜16時までです。
本日は谷中側の9スポットで開催、モデルコースはこちらです(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20090427)。
たくさんの方のおいでをお待ちしております。
では、会場でお会いしましょう!

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はい、夜11時です。
一箱初日は、多くのお客さんを迎えて盛況でした。天気がよくて、ちょっと暑いぐらいでした。各スポットの人出も多く、MAPやスタンプを求めるヒトも多かったです。4時に無事終了。すぐに撤収に入り、いろいろ回収してほうろうに行き、そのあと打ち上げイベント会場のふれあい館へ。6時からのイベントは8人のプレゼンターが賞を出してくれ、盛り上がりました。そして、やっと宴会。翌日に備えてか、思ったより参加者が少ないんで少し焦りましたが、楽しく飲みました。初の二日連続開催で、明日も朝から動くことになっているので、今日はこの辺で。詳細はいずれ。


店主の皆さん、助っ人さん、大家さん、実行委員の皆さん、お疲れ様でした。ご協力感謝です。


エエ市のユニクロで買った赤いポロシャツを着て回っていたら、やたらと声掛けられる。なんだよ、たまにゃあ、変わった色の服も着るんだよ! そんなに似合わなかったのかなあ……。

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朝7時半起き。カーテンを上げる必要もなく、隙間から入り込んでくる日差しで快晴だと判る。8時に「しのばずくん便り」に開会宣言をアップする。西日暮里に行き、あれこれ準備。


9時40分に往来堂書店へ。まだシャッターが閉まっていて、誰もいない。しばらく待つうちに、実行委員や助っ人さん、店主さんが少しずつ集まってくる。ここには3スポット、20人ぐらいが集まることになっている。ぼくと一緒に会場の「特別養護老人ホーム谷中」に向かうはずの助っ人Sくんの姿がない。前に助っ人をやってくれたときも、2回とも遅刻したので、集会のときに釘を刺しておいたのだが、やっぱり遅刻しやがった(あとから千駄木の郷にやってくる。とりあえず叱っておいたが、憎めないヤツではあるので、また同じ目に遭う気がする)。


店主が揃ったので、実行委員の吉上智子さんと、裏通りからホーム谷中へ移動。施設長のSさんに挨拶し、注意事項を確認。その後、場所決めをして準備に入る。「四谷書房」「カリプソ文庫」「やっぱり本を読む人々。」「モンガ堂」「orz文庫」「みうら書店」「もす文庫」の7店。ココは初参加なしの常連さんスポットになった。施設長が「よかったら、これも置いて」と職員のつくったドラえもんの置物(紙製)を持ってきてくれる。それを入口近くに置いたら、目立つのでいい客寄せになった。そこから一番近い位置に出店したのがもす文庫さんだが、その箱には小学館のムック『ぼくドラえもん』が数冊並べられており、偶然に驚く。


11時に販売スタート。このスポットはへび道沿いにあり、人通りも多いのだが、入口から中にはなかなか入ってもらえない。呼び込みをするうちに、次第にヒトがやってくる。大丈夫そうなので、自転車で次のスポットへ回る。三崎坂上の藍と絹のギャラリーでは、テーブルを貸していただき、その上で3箱が販売。常連の「野宿野郎」が病欠なのは残念。「たけうま書房」では相変わらずCDが目に入るが、今日はグッと我慢(代わりに旬公がジョン・ゾーンのCDを買ったそうな)。次に貸はらっぱ音地。ここは広いので、人でざわざわしている。「書肆紅屋」「お好み本ひろしま」など7箱。助っ人兼店主は文句堂のカフクさん。いちばん奥には「岡崎武志堂」が控える。持参の椅子に座っている岡崎さんは、牢名主のようだった。例の古本占いもあり、女性が引いたくじに「小吉だが、ナンダロウくんと握手すると中吉」とあり、たまたまその場にいたぼくが握手する。「握手すると大凶」じゃなくてよかったあ。「お好み本ひろしま」で、スティーヴン・ミルハウザー『ナイフ投げ師』(白水社)600円を買う。


路地と坂を下って、アートスペース・ゲント。「ドンベーブックス」「おやじランナーの連帯」など5箱。草森紳一プロジェクトのSさんに会い、できたばかりのチラシをいただく。ここで、向井透史、退屈男、Pippo、そして浅生ハルミンさんのわめぞご一行に会う。ハルミンさんには急遽ハルミン賞をお願いする。ハルミンさん原作の映画《私は猫ストーカー》は7月4日からロードショー。谷根千でロケした猫がたくさん出演してるそうです。そして花歩。ココは最少の二箱なので、「北方人」「あいうの本棚」という強力な箱を配置。


コシヅカハムは、今日が休みのため、店の前一杯を使わせていただき、11箱が出店。「007(ダブリ王セブン)は二度抜く」のジェームズ・ボンドのイラストに笑う。「脳天松家」は手紙に関する本だけを集めている。『銀花別冊』の手紙特集(杉浦康平さんのブータンについてのエッセイが載っている)を300円で買うと、封筒に入った絵葉書を一枚引かせてくれる。銀座の松屋と和田倉門の郵船ビルの絵葉書だった。次に古書ほうろう。8箱。わめぞ民にしてブログ界の闇夜の辻斬り人・u-senくんの「古書有古堂」が真ん前に。あとでナニを書かれるか判らないので、とりあえず愛想良く喋ることを心がける(それにしても、ブログで「ナンダロウ先生」と書くのはホメ殺しした死体にガソリンをかけるような仕打ちなので、やめてほしい)。「ルーフス雑貨商」は紙モノが多い。高知の「沢田マンション」に移住した友人を訪問してつくった「沢田マンションライフ」というペーパーを100円で買う。コンパクトだが、いいレポートだ。


不忍通りを走り、往来堂書店へ。ここは4箱。「歩きながら考える」「旅愁の会」など。箱を見ていると新文化の編集者から電話。向いの喫茶店にいるというので、そこに行き、一箱やフリーペーパー展の話をする。また電話で、〈岩波ブックセンター〉の柴田信さんらが来ていると聞き、往来堂に取って返す。どれかの箱で、『BRUTUS』2009年3月1日号(ラジオ特集)300円を買う。それから猫町カフェ29へ。いちばん端っこで3箱なので心配していたが、根津神社からの流れでけっこう繁盛している。助っ人Bさんの「タビノトリカゴ書店」は、看板のデザインがグッド。「AZTECA BOOKS」は相変わらずいい本を置いている。「市川糂汰堂」は江戸東京の歴史や地理に関する本が多い。《タモリ倶楽部》の地図特集に社長が出演した出版社・之潮(コレジオ)の新刊が置いてある。芳賀さんとは知り合いだとか(あとでもう一度回ったときに芳賀さんと久しぶりに会った)。『東京銀座ミステリー傑作選』(河出文庫)を買う。


これで一回りしたが、スタンプを押し忘れたのに気付き、もういちど同じルートを回ってみる。しかし、電話が入って、地図を配達に行ったりしたので、スタンプラリーは完走できず。


ホーム谷中に戻り、終わりの30分、店主が一生懸命売るのを見る。4時に終了し、片付けに入る。売り上げ記入シートやアンケートを回収する。猫町カフェ、往来堂でも回収し、集計場所のほうろうに届け、こんどは根津のしのばず通りふれあい館まで走る。なかなか忙しいのだ。ふれあい館地下のホールを開けてもらい、カフク夫妻に手伝ってもらって会場のセッティング。


店主もプレゼンテーターも集まりが悪く、時間が押すが、6時10分に打ち上げイベントスタート。司会は例によってぼくとオヨちゃん。何を云っても適当に答えてくれるオヨちゃんは相方として最適なり。各賞の発表に入るも、浅生ハルミンさんの姿がなく、「NOMADでお茶してるみたい」という情報に焦るも、ちゃんと客席に座っていた。8つも個人賞を出したのは今回が初めてか。売上冊数、金額とも好調だった。詳細は「しのばずくん便り」(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20090506)にアップしてあります


7時に終了。片づけをしてから、打ち上げ宴会会場に向かう。根津の〈K〉という居酒屋。料理がたくさん出て、味もいいのだが、問題は宴会参加者の数が30人と意外に少なかったこと。明日のために出ない人が多かったのだ。少し足が出てしまい、人数を読まねばならない幹事の難しさを味わう。しかし、みんなと楽しく話して、10時頃に解散。千駄木に向かう数人と一緒に帰る。ウチに帰って、12時前には眠ってしまった。