いろいろ届いてます

イベントの案内や本が方々から届いてます。ほんとは、ひとつずつ丁寧に紹介するのが筋でしょう。まとめて紹介すると埋もれがちだし。でも、余裕がないのでまとめてにさせてください。まあ、タイミング優先ってコトで。じゃあ、行きます。


まず、岸川真さんの新刊『半ズボン戦争』は幻冬舎から刊行、本体1400円。いきなりメジャー、そして初の小説だ。ぼくは原稿を読ませてもらったことがあり、とても面白かった。小学校時代のいじめ体験を描いていて、逃げ出す場所のない恐ろしさと、それがあっさり解決する理不尽さが印象的だった。


それと、nakabanさんの絵本『ころころオレンジのおさんぽ』イーストプレス、1100円。このヒトの絵は、画材やテーマによっていろんなスタイルがあるのだが、どこかに「nakaban印」が押されている。横長でオレンジ色がきれいに映えている装幀は、奥様の中林麻衣子さん。根津から引越しされたので、しばらくお会いしてないけどお元気ですか。赤ちゃんも大きくなったことでしょうね。


京都〈ガケ書房〉の山下さんからは『山と崖』というフリーペーパーなどを送ってもらう。以前、小沢健二のイベントを店内でやったそうで、その参加者10人が自分で書いてプリントしたものを持ち寄り、ホチキス止めしたもの。制作部数は100部なので、各自の手にするのは10部(なので、ガケでは閲覧のみとか)。山下さんがつくったのは「世界の妄想地図」で、まあなんというか……スゴイです。ガケでご覧あれ。


エルマガジン東京支社からは『横浜本』が届く。表紙イラストは柳原良平。「内澤旬子の横浜ラストピース」はストリップ小屋に行ってます。『酒場百選』(ちくま文庫)の原田信郎の野毛の居酒屋案内も。ぼくの好きな野毛の〈三陽〉がカラー写真で大きく出ている。


広島では11月の一箱古本市の前哨戦として、5月に「空中一箱古本市」を開催。なんじゃそりゃ? 出店者募集中です。ぼくも出るかも、。

2009年広島市袋町 「まちづくりフェスタ」からお知らせ
 2009年5月16日(土)、17日(日)開催 場所広島市中区袋町 市民交流プラザ(袋町小学校横)
 広島初!★空中「一箱古本市」出店者大募集!★
出展料無料!(事務手数料のみ一日200円必要) 雨の心配も無用!!


■会場の広島市中区袋町「まちづくり市民交流プラザ」4Fの建て物と建物をつなぐ「渡り廊下」が 「一箱古本市」の会場となります。非常に、素敵な場所を確保できました。屋外ではありませんので、「雨天決行」です。
さながら、空中に浮かぶ 「空中庭園」ならぬ、「空中古本商店街」です!!
■お店の看板や屋号などは、ぜひとも付けてください。 渡り廊下を2日間限定の楽しい「空中古本商店街」にしましょう!! たとえば、「ブックスざいまさ」や「空中古本堂」「ママブックス」などなど・・・。
 広島初の古本フリーマーケット一箱古本市」にお店を出そう!!と言う方は早めにお申込みを!
■まだ、両日ともに出店の受付をしております。(満箱になり次第、締め切ります)
現在、非常に女性出店者が多いです! 女性の方も安心してお店を出していただけます!!
 知人、友人のかたをお誘いしてみては、いかがでしょうか?みなさん! 出店 お待ちしています!!
 お申込みは、下記 ↓ ざいつ まで! 電話でも、メールでも、faxでも!
 * メールでのお申込みが大変、助かります。* 電話は「留守電」になったら、録音してください。

       
主催:ブッククロッシング・ジャパン本部(株式会社 イーセット内)   
代表  財津 将斗(ざいつ まさと)
〒736-0071   広島県安芸郡海田町東海田1031
 TEL 082-822-4816  FAX 082-286-2690 メール master@bookrainbow.com


「お好み本ひろしま2009 スタッフブログ」
http://okonomibon.cocolog-nifty.com/blog/


広島といえば、山本善行さんのブログで知った、『宮地嘉六と街を歩く 小説・随想集〈広島・関西編〉』(休山舎)1500円、がアマゾンから到着。呉市に住んでいたのか。ほかにアマゾンからは、かえる目のセカンド[惑星]届く。さっそく聴いているが、前作以上の傑作。どの曲も鼻歌で歌いたくなる。とくに「とんかつ岬」「とんかつ飛行」の2曲は、岸野雄一の「とんかつ一代」([80年代詩歌集 A to 2]収録)以来の傑作とんかつソングだ。


朝8時起き。フジテレビを観ていたら、「スマップのクサナギツヨシ容疑者が逮捕」と聞こえて、耳を疑う。夜中に全裸で酔っぱらい、公然わいせつで逮捕されたと。状況が判ってないので、小倉のコメントのどっちつかずぶりが全開。あと、前忠は報道部の速報をなぞる以外のことが云えず、使えないことが決定的になった。


9時半に千駄木の郷で、実行委員の桐谷さんと待ち合わせ。一箱古本市の5月4日で、大家さんにお借りすることになっており、その確認。ラウンジではテルミンの演奏もあります。千駄木の〈ブックオフ〉を覗いてから、仕事場へ。おにぎりを食べてから、神保町へ。〈ぶらじる〉で岡崎武志さん、朝日新聞出版の小柳さんと、単行本の打ち合わせ。おお、なんだかいきなり動き出したぞ。岡崎さん帰られたあと、小柳さんと別の話。〈ふらいぱん〉でまいたけハンバーグを食べたあと、〈東京堂書店〉へ。1階で、佐藤嘉尚『人を惚れさせる男 吉行淳之介伝』(新潮社)を買う。著者は『面白半分』の編集長だった。カバー、表紙、扉の吉行の写真がイイ。3階で『G』誌のMさんと待ち合わせ、〈TAKANO〉で打ち合わせ。


終わって、〈神保町シアター〉へ。次の回を観るつもりだったが、ちょうど開場したところなので、前の回から観ることに。清水宏監督《蜂の巣の子供たち》(1948)は、前半ちょっと寝てしまったが、子どもたちの自然なやりとりがいい。後半で、「海を見たい」と云って死ぬ子どものシーンが悲しい。次の回は、本多猪四郎監督《恋化粧》(1955)は、今日出海原作のメロドラマだが、池部良越路吹雪、小泉博と芸達者が揃っているので、安心して観られる。岡田茉莉子は「私がいないと、あの人だめなんです」と語る、元祖「だめんず好き女」を好演。この映画のもうひとつの主役は、大川端の風景。大川を挟んで反対側に浅草松屋(ものすごく大きい!)が見えるし、橋場や浅草、柳橋と川でつながったエリアで話が展開する。


西日暮里に帰り、連絡アレコレ。土曜日から一箱古本市weekなので、確認しておかないとならないことが多い。〈ブーザンゴ〉でのフリーペーパー展も土曜日からなので、配布用のフリペがじゃんじゃん届く。29日(水・祝)のトークは、まだ席があります。フリーペーパーをつくっているヒトと気軽に話ができる機会なので、ぜひお出でください。http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090419


明日の和光の授業のテーマは、「街を編集する」。一箱古本市を中心に、各地の本イベントの動きについて話します。