浦和と上野

朝8時起き。雨はすっかり上がり、いい天気。仕事場に行き、メールへの返事やらなにやら。出かけるのがちょっと遅れ、京浜東北線南浦和武蔵野線に乗り換え、某駅で降りる。女子校の図書館取材。かなり面白い図書館だったが、新刊コーナーに内澤旬子『おやじがき』(にんげん出版)が並んでたのには驚く。高校生のリクエストで入れたというのが嬉しい。ヨメが書いた本だと云うと、「じゃあ、ご主人にサインを」と求められたが、丁重にお断りする。


12時半に終了。2時前に〈神保町シアター〉で観たい映画がある。間に合うかなと思ったが、やっぱりギリギリになりそうだったので、諦めて西日暮里に帰る。きのう、すごく久しぶりに「チン」こと前田和彦くんから電話があった。アスペクトの編集者になって、丁寧語も身についてきたので、チンは返上すべきか。矢部智子さんが書いた『本屋さんに行きたい』を編集したので、送ってくれるとのこと。今日届いたが、東京・関西の主要な独立系書店が23店紹介されている。吉祥寺の〈古本屋さんかく〉は行ったことないなあ。写真は、わざと人を排しており、店の雰囲気を見せることに徹している。あっ、28ページの写真に『ブックカフェものがたり』(幻戯書房)発見。矢部さんたちとこの本をつくってから、もう3年以上経つんだなあ。もう一冊、前に前田くんが担当した『1980年代のポップ・イラストレーション』も送ってくれた。ありがとう。


もろもろ連絡やってるあいだに出かける時間となり、自転車で出かける。〈往来堂書店〉に寄ってから、ふれあい館でチラシのコピー。上野の〈TSUTAYA〉を久しぶりに覗き、7時にその近くの居酒屋へ。音楽史研究家の毛利眞人さんが上京してきたので、国書刊行会のいつもの3人(一人は元だが)と一緒に飲む。毛利さんが今年出す予定の本、相当面白そうだ。5つも年下なのに、フリーランスでここまで手間のかかる仕事をやられていることには頭が下がる。解散してから、ちょっと涼しくなった不忍通りを自転車で帰る。