今野勉、淀川長治、成瀬巳喜男
朝8時起き。《つばさ》(ちょっと面白くなってきた)を観てから、仕事場へ。今日はほかのコトは一切せず、原稿に専念する。午前2本、午後2本をなんとか書き上げる。もう1本書きたかったが、資料が少し足りず、明日回しに。今野勉『テレビの青春』(NTT出版)を最後まで読む。初めて知るエピソードばかりで、一気に読んだ。TBSの『新・調査情報』に9年間連載されたのをまとめたもの。同誌にはイイ連載が多い。
さすがに疲れたので、〈ときわ食堂〉でチューハイを飲みつつ、『週刊文春』を読む。性同一障害を売り物にするタレントについての、能町みね子さんの堂々たる意見が載っていた。そのあと、本駒込図書館に寄り、『キネマ旬報』の淀川長治特集を読む。高崎俊夫さんが『イメージフォーラム』で淀川さんと仕事したときの回想を書いているが、著者から熱い原稿を受け取ったときの編集者の昂奮が伝わってくるいい文章だった。
ウチに帰り、ちょっと眠る。資料を読んだあと、DVDで成瀬巳喜男監督《娘・妻・母》(1960)を観る。5人の兄妹とその配偶者、母と出演者はかなり多いが、成瀬は見事にさばいている。宝田明が団令子に「お前を見ていると、なんだか腹が減ってくる」と云うのが笑える。
『Hanako』最新号は池袋特集で〈旅猫雑貨店〉も出ているが、うしろのページで、谷根千散歩の記事が4ページ掲載されている。執筆は不忍ブックストリートの実行委員の中濱潤子さん。『ソトコト』にも一箱古本市の短い紹介が載っています。