大緊張のち弛緩

朝から仕事場で、今日のインタビューのメモを取る。聞きたいコトはたくさんあるが、どう話の流れをつくればよいのか悩む。12時に出て渋谷へ。南口の〈三省堂書店〉で雑誌を買って、東横線の特急で元町・中華街駅へ。歩いてすぐのローズホテルで、『ぐるり』の五十嵐さんたちと待ち合わせ。大緊張して喫茶店で待つうち、Cさん登場。こちらの聞きたいコトを察して深いところまで話してくださり、安心する。1時間半で終了。中身の詰まった時間だった。終わって、五十嵐さんと喫茶店に入る。ちょうど神奈川近代文学館に来てた旬公と合流し、前に行った小さな中華料理屋へ。モツの盛り合わせ、小籠包、北風鳥ハム(風でさらしてつくるのだとか)、シメのエビ粥まで、すべてがウマイ。紹興酒もおいしく、すっかり弛緩する。あとで気づいたのだが、われわれ夫婦ばかり次々に頼んでいて、五十嵐さんは自分からは何が食べたいとか云わない。食べること自体に興味がないそうな。フシギなやつだよなあ。


8時ごろウチに帰ると、中日新聞の記者から電話。BOOKMARK NAGOYAの取材をしているそうで、一箱古本市についてひととおり話す。仕事しなければならないのだが、ボーっとテレビを眺めてから寝てしまう。また2時ごろ目覚めてしまい眠れず、いがらしみきお『かむろば村へ』第1巻と『ガンジョリ』(小学館)を読む。『かむろば〜』は傑作。続きを読まねば。


清流出版より『昭和モダニズムを牽引した男 菊池寛の文芸・演劇・映画エッセイ集』が届く。これも高崎俊夫ワークス。高崎さん、清流出版でいったい何冊つくるつもりなのだろう。ふちがみとふなとさんから[ふなとベーカリー]のシングルが届く。同じ曲の別バージョン4曲入り。ジャケットは石丸澄子さん。石丸さんと云えば、フリーペーパー『すだより』をいただきました。これもイイのです。あと、太田出版のUさんから立川志らく『雨ン中の、らくだ』をいただく。志らくが描く談志。最近落語とは縁遠いのだが、これは読んでみたい。