すれちがったり、ばったり会ったり

「あーーーー またこんなにのばしちゃったよー 〆切―っ」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい でもっ できないんだもん 仕方ないじゃん仕方ないじゃん仕方ないじゃん仕方ないじゃん」
「うーっ 忘れてたわけでも遊んでたわけでもないんだっ 真剣に考えたのにっ うちあわせの時はっ スルスルっと描けると思ったんだ 迷惑かけるつもりじゃなかったんだ」


コレは、ぼくの心の叫びではなく、『コミックビーム』3月号掲載、唐沢なをき『まんが極道』の増枡のぼる先生(マンガ家)の発言です。お間違えなきよう。


9時起き。仕事場に行き、1時までに1本あげる。わりと長めだったので、こんなにはやくあがるとは思わなかった。〈ときわ食堂〉に昼飯食いに行くときに、不忍通り亜紀書房社長のTさんが自転車でやってくるのにバッタリ。食後、『中春こまわりくん』を読む。ジュンちゃんが登場する話がいちばんえぐい。


神保町へ。〈東京堂書店〉で納品して、〈神保町シアター〉へ。丸山誠治監督《悪魔の接吻》(1959)。途中少し寝たものの、全体にコケ脅しな感じが満載で楽しめる。河津清三郎の演技、やりすぎ。終わってすずらん通りに出て、携帯で旬公と話していたら、向こうから『HB』の橋本さんが美女連れで歩いてきた。電話中だったので冷やかせず。靖国通りをわたって、〈酔之助〉。奥の座敷で、海文堂書店の福岡さん、編集者のHさん、東京堂の畠中さん、晶文社のTさんが飲んでいる。あとから東京堂の若手男女も参加。福岡さんはいつもどおり出来上がっていて、話が同じところをぐるぐるしている。『ほんまに』に載せる畠中さんのインタビュー取材らしいのだが、あとでテープ起こしするのが大変そう(止まっていたのに気づかなかったし)。


あとから入ってきたグループのひとりが、古本海ねこさんによく似てる。帰りに声をかけるとやっぱりそうで、市場の帰りに仲間の古本屋さんと飲んでいるのだと。神保町のラマ舎、沖縄のさりぃやふくら舎ほかのみなさんだった。われわれは〈和民〉に流れたのだが、あとから古本屋さんたちも合流する。こういう場では、とにかく酔っ払ったほうが勝ちで、シラフだとお互いのハナシの内容を解説したり、進行させたりする役に自然にさせられてしまう。面白かったけど、疲れた。


3月1日(日)、黒岩比佐子さんの講演があるそうです。会場は江戸川区立中央図書館。ぼくも2年前にココで講演させてもらいました。ブログを見てみたら、脂肪腫の手術で退院してから最初の仕事だったんだなあ。
https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/09koenkai0301.html