引きこもりin千駄木

「小説検定」を何とか終えたものの、まだ書けない原稿を引きずって数日。こういうときは、外に出て動き回って忘れたふりをするか、内にこもって布団ひっかぶって読書に逃避するか、どちらか。今回は完全に後者で、土曜に津野海太郎さんの最終講義を聴きに和光大に行った(元「本コ」スタッフや津野さんの教え子といろいろ話して楽しかった)のを除けば、3日間、千駄木のウチに籠っていた。昨日も打ち合わせ2件が近くだったので、なんとか這い出して行く(岡崎武志さんが谷根千工房に取材にいらっしゃるのに顔を出そうと思っていたが、すっかり忘れてしまった…)。今日はやっと朝から起きて事務所に行くも、不忍ブックストリートの新規口座を開きに銀行に行ったりしてるうちに時間が過ぎる。夜は吉祥寺〈スター・パインズ・カフェ〉に埋火のライブを観に行って、一日が終わったのでした。嗚呼。


テレビ朝日で2夜放映した《警官の血》は、合計5時間という長さにもかかわらず、一気に観てしまった。谷中天王寺の駐在所が主要な舞台になるので、谷中らしき風景が出てくるたびに画面を見つめてしまう(2代目で出てきた山の手線沿いのアパートは、どうも見た覚えがあるのだが)。警官3代(江口洋介吉岡秀隆伊藤英明)もそれぞれいい演技だったが、「やりすぎなんじゃ?」と思わせるほどのハマリ役だったのは、椎名桔平。これでもかと云うばかりの男色シーン(ゴールデンタイムに「男娼」という単語がこれだけ連呼されたのははじめてなのでは?)も。観終わって、佐々木譲の小説が読みたくなり、新刊の『制服捜査』(新潮文庫)を〈往来堂〉で買ってくる。


塩山さんの新刊に合わせてのトークに出ることになりました。「塩の字とムトウをイッパツかみ合わせちゃどうだ」とマメちゃんに提案したのはぼくですが、ただの傍観者にはさせてもらえませんでした。まあ“トーク界の何でも屋”ですからね、ナンでもやりますよ。

■■■ワメトーク vol.4 ■■■
「エロ漫画の黄金時代(仮)」刊行記念」トークショー
嫌われ者の記場外乱闘篇〜本当は愛されて死にたい奴らの90分1本勝負〜
Pippo の‘古本J君とゆこう Spring Tour 2009 ミニライブ付き


塩山「ナンダローの野郎はよー、人によって堪忍袋の大きさが違うからよー。」
武藤「んじゃぁ、塩ジイとかムトーとかとしゃべる時は、大きくしてるわけー?」
南陀楼「最大限だよ。」
飲みながら話し、話しながら飲む90分。堪忍袋の大きい方のみご参加ください。


■日時■
2009年4月12日(日)/16時〜18時
(開場15時30分)


■会場■
上り屋敷会館 2階座敷
東京都豊島区西池袋2-2-15
※JR目白駅池袋駅西口より徒歩10分
※会場までの要所に案内人を配置いたします。
※会場までの地図はコチラ→wamezo’s fotolife - 上がり屋敷地図_0902


■参加料■
1000円


■定員■
40人


■予約■
※3月中旬から受け付け開始いたします。今しばらくお待ちください。


■第一部・・・ミニライブ「Pippo with ウサリンの文系Fantasic Live show」
■第二部・・・「エロ漫画の黄金時代(仮)」刊行記念」トークショー


詳しくは http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20090210


経堂〈ロバロバカフェ〉では、こんな展覧会も。昨年「一箱古本市week」で中里さんにワークショップ+展覧会をお願いしましたが、そのときに手伝ってくださった学生さんたちなのかな?

■2月14日[土] ----18日[水] 
「絵はがきの気が映え」
十三人の絵はがき展
東京造形大学08年度中里和人ゼミ展覧会

絵はがきという小さな世界にモノクロ、カラー、人工着色と、様々なアプローチで迫った、ゼミ生の気配が映えた展覧会です。今までに見たことのない、ちいさな展覧会に目を澄ませてみてください。
(絵はがき点数約150枚)


ROBA ROBA cafe
156-0052 東京都世田谷区経堂2-31-20
TEL&FAX  03-3706-7917
定 休 日 木・金曜日
営 業 時 間 13:00〜21:00(日曜日と展示最終日は19:00まで)
http://www15.ocn.ne.jp/~robaroba/index.html