モク妻のひみつ

昨日、半蔵門線の車内にて。隣に女子中学生2人が来て、座るときに片方が「どっこいしょーいち」と云うと、もう一人が「古っ」、そして云ったほうが「お母さんがよく云うんだよね」と。あのね、君たち、「どっこいしょーいち」じゃダジャレにならんでしょう、「よっこいしょーいち」ですよ当然。などと話しかけたりはしないシャイな私だった。もちろん彼女たちは、「横井庄一」の存在なんか知らないのだ。ひょっとすると彼女のお母さんも、知らずに誤用しているのかも。


夜中の3時。眠れずに布団の中で本を読んでいると、旬公が酔っ払ってご帰還。そのちょっと前に朝日の連載小説の挿絵を最終回まで入稿したとmixiに書き込んでいたので、拍手で迎える。全部で381回。お疲れさまでした。


この1年間は、結婚してからの10年間で見せなかった旬公の新たな(隠された?)面を垣間見た日々だった。ファッションには無頓着だと思っていたが、忙しさへの反動からかネットで服やアクセサリーを衝動買いして、毎日のように代引き宅配便が届く。病気して以来ほとんど酒を飲まなかったのに、一人で夜中にバーで飲んだり、悪いお友達(H山さんとかT野さんとか)からのお誘いにホイホイついていき、午前様で帰ってくる。左右の区別がつかないのは有名だが、日常の雑事にも頭が回らなくなり、エアコンや暖房をつけっぱなしで出かけること十数回(叱り付けた翌日にまた同じコトをやったので呆れた)。


二人とも同じ事務所で仕事しているのだが、ぼくは午前から夕方、旬公は午後から夜中とサイクルが異なっている(抱えている仕事の量自体違うけど)。そのため、ぼくがウチで晩飯をつくって食い、布団で本を読みながら眠りかけた頃に帰ってくる。だいたい疲れているか、飲んでテンションが上がっているので、「ま〜た、ふくふくと寝てやがるよ!」とぼくの布団を蹴っ飛ばすのもしばしば。朝日が終わって落ち着いたら、少しはまともな生活に戻れるのだろうか。でも、この春からは豚を飼うためにもう一軒借りるから、ますますすれ違いの生活になりそうだ。


独身諸君よ、これが結婚の実態だ!


テレビ東京木曜洋画劇場」のCMはいつもスゴイのだが、来週やる《レッド・ウォーター サメ地獄》という映画の番宣がステキすぎる。メインコピーは「赤色ジョーズ革命《鮫・工・船》 プロレタリア・シャーキング・パニック!」。ほかにも「労働者の命はエサじゃ無い!」など、エクスプロテーション感あふるるコピーがたくさん。本編観なくても、このCM見るだけでイイかも。これをつくっているヒトに一度会ってみたい。