届いた本

いろんなコトがせっぱ詰まってきて(以下、前日と同)。


昨日は2件取材して、1件取材を受ける。最初の取材は西荻だったので、その前に昼飯を食べようと早めに出たのに、なんとなくどの店にも入る気がせず、駅から離れてしまい、慌てて適当に入る店を探すも皆無。けっきょく食べずに取材先へ。終わってから、行きつけの可もなく不可もなくの中華料理屋で定食を食べた。そもそも、中華料理以外のモノを食おうと逡巡していたくせに。こういうこと、よくある。


いただいた本。栗山富郎『デラシネ わたくしの昭和史』(ボイジャー)。岸川真『フリーの教科書 生き延びるための読書』(早美出版社)。『タデ食う虫と作家の眼 武田泰淳バラエティ・ブック』(清流出版)。佐藤忠男『私はなぜアジアの映画を見つづけるか』(平凡社)。野崎泉編『東郷青児 蒼の詩 永遠の乙女たち』(河出書房新社らんぷの本)。


岸川真『フリーの教科書』は待ってましたの一冊。予告ではさまざまな作家の著作が並んでいたので、読書ガイドなのかなと思っていたが、さにあらず。もうちょっと早く届いたら、『COMIC Mate』の書評にピッタリでしたが……。『タデ食う虫と作家の眼』は、高崎俊夫さんの手になる、花田清輝に次ぐ「作家の映画論バラエティ・ブック」。取り上げられている映画のタイトルを見るだけで、いい気持ちに。『東郷青児』は、『gris―gris』の野崎さんの編+堀口努さん(underson)のデザインというカップル・ワークス。相変わらずイキの合ったお二人です。この3冊はどこかで書評書かせてもらえるとイイなあ。


フリーの教科書―生き延びるための読書

フリーの教科書―生き延びるための読書

東郷青児 (らんぷの本) (らんぷの本)

東郷青児 (らんぷの本) (らんぷの本)

デラシネ――わたくしの昭和史

デラシネ――わたくしの昭和史


購入した本。荒井真理亜編『上司小剣コラム集』(亀鳴屋)。2500円。文庫版・490ページ。薄田泣菫『茶話』的な、短いコラムを集めたもの。一気に読まずに、少しずつ拾い読みしたい。抑えた装丁もいいです。