「まだこれからだよ」と云われても……

朝8時起き。《だんだん》を観ながら、昨夜の肉じゃがで朝飯。西日暮里に行き、新刊の目次、奥付、オビとトークイベントのチラシを同時につくる。細かいところに神経を使うので疲れる。お願いしていた件につき、嬉しい返事がメールであった。〈古書ほうろう〉に寄ったついでに、道灌山下のラーメン屋で昼飯。開成学園の生徒が数組来ているが、隣に座った高校生二人組がほとんど食べ終わっているのに、のたのたと居座ったいるのが、なんだかカンに触る。昼時で客が多いのに、学生だったらパッとかき込んでパッと出てけよ!(いまどきの学生がフツーに落ち着いて外食してるのがうらやましいだけかも)


理論社からミステリーYAの新刊、芦辺拓『月蝕姫のキス』を送ってくれる。いよいよ芦辺拓登場か。読むのが楽しみ。3時半に出て、日暮里で銀行に寄り(残金がヤバい)、反対側に出て、〈谷中ボッサ〉へ。10月15日(水)〜27日(月)に、はと個展「黒猫のタンゴ」が開催。『yom yom』のTさんと「小説検定」の打ち合わせ。締め切りまでに時間がないので、急いでいろいろ読まないと。


5時半、日暮里の〈ルノアール〉に着くと、小沢信男さん、大村彦次郎さん、坂崎重盛さん、『遊歩人』の石井さんと阿部さんが揃っていた。春にやはり谷中で飲んだメンバーで、秋の飲み会をという趣向。こないだエッセイを書いた『遊歩人』をいただく。谷中銀座に出て、ぶらぶら歩く。皆さん行ったことがないというので、〈不思議〉にご案内。先客もいて、狭い2階に7、8人がひしめく。


予約してあった〈三忠〉へ。ランチは経験済みだが、夜は初めて。前を通るといつも満員なので、気になっていた。でっかいシュークリームのような明石焼き、ふぐのようなタコの薄造り、冬瓜を容器にして煮たものをおこげに掛けるものなど、凝った料理多し。大村さんや小沢さんの興味深い話を拝聴し、坂崎さんの的確なツッコミを堪能。大村さんに「あなたはまだ若いから、これから楽しみだねえ」と云っていただくが、もう41歳なんだよなあ。このメンバーではひよっこ同然だが、この先少しでも成長するのかが不安だ。一升頼んだ焼酎は飲みきれず、キープ。これだけ飲み食いして、勘定は一人4000円台という安さだった。店の前で皆さんと別れてウチに帰る。