名前はまだない

朝8時半。西日暮里に着くのがちょっと遅くなった。明日から出かけるので、連絡すべき件の処理や、資料のプリントアウト、ゲラ直し、郵送などとバタバタ。2時、「チームけものみち」の美礼さんとセトさんがやってくる。こないだ運び込んだ本棚の下にレールをつけるという作業。ぼくは今日の午前だった打ち合わせが3時半に変更になってしまい、2時間ほど抜けることに。それでもナンの支障もないのがこのチームのすごいところ。戦力外か。


新橋の某社で打ち合わせ。この二週間ほどである程度資料を集めたせいか、話の進み方がゼンゼン違う。いろいろ教えてくださった皆様に感謝。西日暮里に戻ると、旬公と三人でティータイムしていた。すでにレールも、本棚を引き出すための取っ手も付いていた。すごい。感心して眺めていたら、旬公に「なに、その校長先生みたいな態度は?」と云われる。文庫本棚が2つ、単行本棚が2つ。それぞれ両面に本が入る。かなりの収容能力だ。これまで数々の什器を製作してきたセトさんだが、美礼さんの設計を得て、すごいものができあがった。セトさんに「これ、名前はなに?」と訊いたら、しばらく口の中でぶつぶつ云ったあとで、「いや、まあ、まだまだ」と云っていた。今度、ぜんぶ本を入れたのを見せて、命名式をしてもらおうか。しかし、これで終わりではなく、奥の押入れの改装もある。公開パーティーをやろうとずっと云っているが、年末になってしまうか。


みんなが帰ったあと、『COMIC Mate』の書評を書く。〈Ryu〉で和風ハンバーグ膳を食べて、ウチに帰り、明日の荷物をまとめる。明日は5時起きで、のぞみの始発に乗る。やっと倉敷の〈蟲文庫〉に行くのだ。その晩から3日間は米子で。お供は単行本のゲラ一式。土曜日は「一箱古本市」ですよ。山陰の皆さん、お出かけください。では、行ってきます。