10年ぶりにコミケに出ます

10年前に『日記日和』を出して以来、ずっとコミケにブースを出していませんでした。客では2回ぐらい行ったかな。でも、たんなる客で行くとグタッと疲れるだけなので、やっぱり売るほうで出ていと思っていました。今回は、和光大学の「雑誌研究」の学生がつくったものを売る場としてブースを取ったのですが、やはり自分でも新刊をつくってみたくなりました。「けものみち文庫」は「わめぞ文庫」のマネじゃなくて、「入谷コピー文庫」を見て以来、次につくるならこの名前だと考えていたものです。制作を決めたのが遅かったので間に合わないかと思ったのですが、わずか二週間の突貫作業で週明けに入稿できそうです。出店場所は、「西 な―15b」です。評論系のコーナーですね。販売するのは以下の3点(あるいは4点)です。

けものみち文庫1
積んでは崩し 南陀楼綾繁のブックレビュー&コラム1999〜2004


A5判・88ページ・表紙カラー
定価1000円+税


けものみちに埋もれていた掲載誌やパソコンのハードディスクから発掘された、南陀楼綾繁の書評や本に関するコラムのテキストを集成。もちろん全文単行本未収録。


わめぞ文庫001
武藤良子著『大阪京都死闘篇 武藤良子関西旅行記(仮題)』


解説・南陀楼綾繁
予価 500円(税込)


和光大学学生によるミニコミ(未定) 1点もしくは2点


『積んでは崩し』は300部発行。コミケ後は、「南陀楼綾繁の十番勝負」の会場や、一部のお店で委託販売させてもらいます。通販は対応できるかどうか、決めかねています。まだ少し売れ残っている「しのばずくんトート」との抱合せ販売にしようかなどと、アコギなこともちょっと。まずは見てみたいという方は、ぜひコミケにいらしてください。武藤さんの『大阪京都死闘篇』もイイ本になりそうですよ。