天国注射の夜

午前中に図書館で調べ物をして、午後にトークの準備。5時に下北沢へ。駅前の〈松菊〉という定食屋で、鳥のから揚げ定食を食べる。下北沢にあるとは思えないほど、落ち着いた店。値段も安い。また来よう。〈気流舎〉に行くと、先客の男性が。どこかで見た顔だなと思って、しばらくハナシを聞いていたら、「素人の乱」の松本哉さんだと判る。


トークは7時開始だが、『ぐるり』の五十嵐さんも近藤さんもなかなか来ない。まあ、客の集まりも遅いので、構わないのだが。7時すぎに開始。近藤十四郎さんに、自販機雑誌『HEAVEN』について聞く。日大芸術学部佐内順一郎高杉弾)氏が出していたミニコミの話から、美沢真之助隅田川乱一)、山崎春美、そしてエルシー企画(群雄社)の明石賢生などの一筋縄ではいかない人々との交流へとハナシを進めていく。2時間たっぷり話し、そのあと近藤さんに一曲歌ってもらう。質問コーナーはカットしていったんシメたが、その後もほとんどの人が残り、近藤さん持参の『HEAVEN』『JAM』などを手に取ったり、いろいろ訪ねたりしていた。今回の参考資料として活用させてもらった、竹熊健太郎但馬オサム「天国桟敷の人々」(近藤さんのインタビューも掲載)を連載していた時期の『クイックジャパン』編集長・赤田祐一さんも来てくださり、近藤さんとめちゃめちゃ濃い情報を交換していた。もう満腹というカンジで、11時に解散。


近藤さん、ほうろう・山ちゃんと千代田線で帰り、いったん仕事場に寄ってから、〈小奈や〉でちょっと飲む。1時半に店を出て、小雨が降る中をウチに帰る。


紹介が遅れたが、仙台〈火星の庭〉で、「荻原魚雷、古本の森文学採集」が8/18(月)まで開催中。魚雷さんの眼で見つけてきた本を展示し、一部を販売するというもの。購入者がもらえる『古本の森 文学採集ノート』を前野さんが送ってくれた。あさって27日(日)には、魚雷さんのトークとオグラさんのライブがあります。
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