ユニクロは南千住に限る

ついに穿くものがなくなったので、昨日の午前中、〈ユニクロ〉に買いに行く。一番近いのは上野だが、どうも気後れしてしまう(ユニクロなのに……)ので、南千住店へ。ダダっぴろい道路に面した小さな店だが、客が少ないので気に入っている。ズボンとシャツを数枚買い、すそ直しの時間を利用して南千住図書館に行くも、館内整理日で休館。南千住駅前でメシでも食うかと向ったが、駅前の再開発で、小さな飲み屋や定職屋が全滅状態。いちど入ろうとおもっていた洋食屋が消滅していた。〈鶯酒場〉のあったところはパチンコ屋に(鶯酒場は前のビルの2階に移った模様)。コツ通りで定食屋を見つけ、スズキの塩焼きを食べる。


もういちどユニクロに戻って、ズボンを受け取る。隣のレジに来たおばさんが、店員に「このサイズでいいですか?」と確認されて不安になったらしく、その場でカーディガンを脱いで買うつもりのをはおりはじめる。やはり小さかったのか、荷物をそのままに売り場に戻り、しばらくして別の商品を持ってきて、またカーディガンを脱いではおる。その間、次の客が待っている。「もしもし、更衣室があるんですけど……」とは店員も客も云わない。もう慣れているんだろう。なんだかすさんでいて、とても落ち着くユニクロだ。


9、10日は光源寺で「ほおずき千成り市」があったが、仕事の切りが悪く、両日とも顔を出せず。ざんねん。今日は和光大学。「雑誌研究」の講義、ことしも終わる。提出課題の「雑誌の見本」、18人ほどなんとか完成させてきた。登録した人数の四分の一だ。あんまり受講生が多いのも困るので、来年は対策を考えねば。二回目になる学生三人が和光大学に関するフリーペーパー(もしくはミニコミ)を、〈バサラブックス〉バイトのKくんが人物に関するミニコミをそれぞれつくって、8月17日のコミケで売ることになっている。間に合えばイイけどね。


なんだか疲れてウチに帰ると、マンションの下の部屋から男の怒鳴り声が。日本語じゃなくて、英語だ。やたら「fuckin'」を連発し、「I HATE EVERYTHING!」と繰り返している。ナニがあったんだろうなあ……。妙に聞き取りやすい英語だったのは、相手が日本人のためか。英語圏の女性に向けて日本人の男が英語で毒づいていることも考えられるけど。しんみりと心がすさんでいく。