仲俣暁生さんとのトーク

一箱古本市weekの企画ではないのですが、こんなのにも出ます。

続・雑誌に未来はあるか?――「路字」創刊記念
小さなメディア」と自主流通の可能性


4月16日(水)19:30〜 阿佐ヶ谷ロフト http://www.loft-prj.co.jp/lofta/index.html
料金:1000円
出演:
仲俣暁生(フリー編集者、文筆家)http://d.hatena.ne.jp/solar/
南陀楼綾繁(ライター、編集者)http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/
+ゲスト数名を予定。


商業誌がつまらなくなっている一方で、ミニコミやインディ雑誌やフリーペーパーといった自主流通メディアが元気だ。新刊書店ではなく、古書店や飲み屋、雑貨屋やカフェに置かれているこれらの「小さなメディア」のなかに、雑誌の未来を見いだせないか。『sumus』『彷書月刊』『ぐるり』『WB』『酒とつまみ』など、さまざまなミニコミ&フリーペーパーで活躍し、東京・谷中で「不忍ブックストリート」を主宰している南陀楼綾繁と、下北沢でフリーペーパー「路字」を立ち上げたばかりの仲俣暁生が、町と連動したメディアがもっている可能性について語りあう。今回もスペシャルゲストを何人か予定。入場者全員には「路字」創刊号を配布します。


ってことです。ハナシの内容は、ゲストしだいでかなり変わるような気もします。いらっしゃった方には、出来上がったばかりの「不忍ブックストリートMAP」も配布します。


朝9時起き。旬公が戻ってきたので、昨夜はぐっすり。10時に西日暮里で歯医者。事務所に戻り、今日の会議の議題をまとめる。そのあと、遅れに遅れていた『COMIC Mate』の原稿。今回は香山リカ『ポケットは80年代がいっぱい』(バジリコ)。あんまり話題になってないようだけど、この本、すごくオモシロイ。伝説の自販機雑誌『HEAVEN』を中心とした1980年代アングラ文化回想記であるとともに、そこに関わった人たちのその後の20数年間の身の処し方を問うものでもある。『HEAVEN』の関連本には、隅田川乱一『穴が開いちゃったりして』(石風社)もありますね。


浅暮三文『広告放浪記』(ポプラ社)も読了。大阪の広告会社で飛び込み営業マンをやっていた時代の自伝。大阪の街をあてどもなくうろついている感じが伝わってくる。とくに、仕事をサボって行った大阪の地下街の喫茶店や飲み屋などの描写がいい。同じく広告マン出身のかんべむさしの自伝を思い出したが、かんべに比べると、浅暮氏の文章はずいぶんマジメだ。もう少しおちゃらけた描写があってもよかったのでは。