あと3箱と旭堂南湖の「ふるほん講談」告知

24日(月)の店主応募締め切りを直前にして、もうちょっとだけ店主枠に余裕があります。5月3日(土・祝)が3箱です。まだ迷っている人、いまが決め時です!(不動産の勧誘風に) 一人で出ると店番が心配という方には、決まった時間だけ店番すればいい「集中レジ」方式もご用意しています。今回は、24日以後に追加募集することはしません(たぶん)ので、この土日でお申し込みください。あと、申し込んだ人で参加費の振込みがまだの方も25日(火)が締め切りなので、急いでください。昨年は数人の振込みがなく、参加が取り消しになりました。キャンセルが出ると、調整に手間取って、実行委員の胃が痛くなる(ホントに)ので、全員サクッと入金してくださるようにお願い申し上げます。


一箱古本市weekの企画、確定したものからこのブログでもお知らせしていきます。まずは、ぼくの企画から。

一箱古本市week参加企画

ふるほん講談
〜明治ホームズから昭和紙芝居〜

出演 旭堂南湖

大阪から「上方講談界のプリンス」旭堂南湖さんを迎えて、大正8年建築の旧安田邸で講談の会を開催します。古本からヒントを得た異色の講談をたっぷりお聞かせします。紙芝居や南湖さん秘蔵の本の「振り市」(オークション)もやります。


〈演目〉
「明治ホームズ 禿頭倶楽部」
海野十三 蠅男」
酒井七馬紙芝居 原子怪物ガニラ」


〈お楽しみコーナー〉
南湖お宝本「振り市」
進行:南陀楼綾繁不忍ブックストリート) 助手:藤本和也(マンガ家)


場所:旧安田楠雄邸 1階・残月の間(和室)
文京区千駄木5-20-17
日時:2008年5月5日(月・祝) 13:30開場/14:00開演


料金:予約1800円/当日2300円
予約・問い合わせ:
南陀楼綾繁(5月4日まで受付)
kawasusu@nifty.com 090-9347-8767
旭堂南湖(4月20日から5月3日午後11時まで受付)
nanko@bc5.so-net.ne.jp
※お名前、電話番号、人数を明記してください(件名「ふるほん講談」)


【演者プロフィール】きょくどう・なんこ。1973年、兵庫県宝塚市生まれ。「上方講談界のニューウェーブ」、「上方講談界のプリンス」の異名を持つ講談師。古典講談の継承、探偵講談の復活、新作講談の創造に意欲的に取り組んでいる。ラジオのパーソナリティやレポーター、日本全国の講談会、落語会で活躍中。「正直南湖」http://www003.upp.so-net.ne.jp/nanko


【旧安田邸とは】
大正8年(1919)、文京区千駄木に建てられた近代和風住宅。伝統的な和風建築の書院造や数寄屋造と、洋風の応接間という和洋折衷の造りが素晴らしい。平成8年(1996)に財団法人日本ナショナルトラストに寄贈。現在週2回公開されている。「たてもの応援団」http://www.toshima.ne.jp/~tatemono/


南湖VS旧安田邸! 旭堂南湖さんは、マニアックな趣味を反映した創作講談を演じる方で、東京でもたびたび講談の会を開いています。今回は、私から「古本にちなんだ講談をやってください」とリクエストして実現しました。マンガ家・藤本和也さんの大学の後輩でもあり、その縁で今回のチラシも藤本さんが描き下ろしてくれます。片や、旧安田邸は地元では有名なお屋敷で、最近ではひな祭りや五月人形を飾ったりお茶会を開いたりなど、さまざまな催しに活用されています。会場となる奥の和室(残月の間)には、立派な床の間があります。こんな場所で講談(しかもマニアックなやつ)を聴けるとは、末代までの語り草になりますよ。すでに予約を受け付けていますので、みなさん、誘い合ってご来場ください!


今日は朝8時起き。西日暮里に行き、連絡あれこれ。原稿を一本書いてから出かける。下北沢に着くと、写真家の中里和人さんから電話。一箱古本市weekとしてお願いしていた企画にOKが出る。コレで46本の日程が確定した。ああ、よかった。岡崎さんのブログで、新しい古本屋ができたと知って行ってみる。〈古本ビビビ〉の近く、北沢タウンホール前のいい場所だ。店名は〈古本ほん吉〉。エントランスも広く、均一台がいくつも置かれている。100円、50円に掘り出し物あり、7冊ほど買う。店内は倉庫みたいなつくりで、スチール本棚がたくさん置かれている。いまは、広いのでとりあえず手持ちの本でぜんぶ埋めたという段階だが、それでもチラホラいい本があった。しばらくしたらまた来よう。チラシの「グローバルで個人的な本屋」というのがイイなあ。すべての古本屋はこうあるべし。


シネマアートン下北沢〉で、特集「喜劇特急第9幕 七人の名脇役」。増村保造監督《現代インチキ物語 騙し屋》(1964)を観る。大阪を舞台に、船越英二伊藤雄之助曾我廼家明蝶らの詐欺師集団が、あの手この手で騙しまくる……のだが、それ以上の展開がないのでかなり一本調子。途中また眠ってしまった。詐欺師志願の犬塚弘が好演。


南口駅前に戻り、仲俣暁生さんと待ち合わせ。「本とコンピュータ」編集室解散以後、3年ぶり。元本の雑誌社の藤原ちからさんも一緒。さっきの〈ほん吉〉近くの〈kate coffee〉(フリーペーパーも出しているという喫茶店)に入り、4月16日のイベントの打ち合わせ。ぼくからはあるヒトをゲストに呼んだらと提案した。そのあと、〈気流舎〉へ。前までは何度も来たが、ナカに入るのは初めて。真ん中にカウンターがあり、ラムチャイを飲みながら本棚を眺められる。


6時に二人と別れたのだが、〈lete〉が開くまでまだ時間がある。何年ぶりだろう、〈ヴィレッジヴァンガード〉に入る。マンガのコーナーで、カラスヤサトシの新刊『カラスヤサトシ3』(講談社)と『萌道』(竹書房)を発見。うれしいなあ。『映画秘宝』と一緒に買う。そのあと、晩飯を食べようかと思ったが、どうも入りやすそうな店がない。前に何度か行った定食屋は2軒とも閉店しているしなあ。同じ道を行ったりきたりしてるウチに7時になり、〈lete〉が開いたので入る。この店、好きなんだけど、いつも照明を落としているから一人で来ると本も読めず、ライブが始まるまで手持ち無沙汰なのだ。始まる直前に『ぐるり』の五十嵐さんが来る。


今日のライブは田中亜矢(http://www007.upp.so-net.ne.jp/ayatanaka/)。ギターでの弾き語りで、2枚出たアルバムは愛聴している。ライブを見るのは初めて(前に一曲だけやったのを見た記憶が)。どの曲もメロディーがよく、このヒトの声によく合っている。休憩を挟んで1時間半という短さも、ちょうどヨカッタ。北口に出て、五十嵐さんが知っている立ち飲み屋に行くも閉店時間。少し歩いて適当な居酒屋に入るが、焼酎も料理もうまく、値段もリーズナブルだった。こっち側で飲むときにはまた来よう。千代田線で千駄木まで帰ってくると12時すぎ。そのあと、テレビを見たりメールを書いたりしていると2時すぎてしまった。昼から夜まで、下北沢に10時間もとどまったのは、今日がはじめてなんじゃないかなあ。