チームけものみち、奮闘す

kawasusu2008-02-25

朝8時すぎに掃除機を持って、千駄木からタクシーに乗り西日暮里へ。残っていた荷物の運び出しをやって、掃除していると10時になる。高橋美礼さん来る。〈古書往来座〉の瀬戸さんも来て、ベランダに放置してある捨てる棚の幅を計っている。今回は組み立てた棚と壁際の棚の上に板を渡し、天井突っ張りの代わりとし、また空中棚とするという作業が、瀬戸さんに課されており、瀬戸さんは早くもそれを「橋」と命名していた。「前回は買ってきたのを組み立てただけですが、今回は工夫できるので楽しみです」と抱負を語っていた。もはや本業がナニ屋さんだか、わからん。


まこちさんの運転で、前回の横浜港北ではなく、船橋の〈IKEA〉へと向かう。途中、事故で少し渋滞したりして、到着したのは12時前。買うものはだいたい決めてあるので早いかと思ったら、小物がけっこう多かったり、食事したり、棚の在庫が見つからなかったりと案外時間がかかる。客も前回より多かった。平日だというのにこの家族やカップルはドコから湧いてくるのか。基本的なレイアウトは港北店と同じだが、船橋店にはより俗っぽさが伺える。説明プレートが大きかったり、「イケアはロープライスに夢中」などとコピーが直球だったり。大荷物を積み込んで、IKEAを出発し、その近くにある〈スーパー・ビバホーム〉という巨大ホームセンターへ。工事や建築の現場に使うモノが揃っており、どれもサイズが大きいので、巨人の国に紛れ込んだよう。そのナカを生き生きと泳ぎまわる瀬戸さん。そこを出て高速に乗ったのが5時半。しかし、そこから超渋滞で、西日暮里に着いたのは7時だった。


待ち構えていた石井くんと一緒に、荷物を降ろす。やっと組み立て開始だ。そこから先がスゴかった。前と同じやり方とはいえ、4時間ちょっとで、9本の棚を組み立て、場所を決め、入り口頭上に棚を設置し、照明も配置し、瀬戸さん曰くの「橋」までつくってしまったのだ。しかも、前の部屋に出していた本やダンボール箱を残らず奥の部屋に戻して、きれいな状態で終えることができた。すべては、リーダーの美礼さん、釘屋さんの瀬戸さん、運転手&作業助手のまこちさん、若さと力の石井くんという「チームけものみち」のみなさんのおかげだ。ぼくはといえば、作業の邪魔になるので、ゴミや段ボール箱の片付けをやったのみ(ダンボール屋さんと呼ばれていた)。11時半に作業終了。皆さん、お疲れ様でした。写真は入り口付近。左上に見えているのが、瀬戸さんの「橋」。


まだ机を入れたり、配線をやったりと作業はあるが、棚の設置が終了してホッとした。棚の上には小さな照明もつき、なんだかイイ感じ。それと同時に、棚の収容能力の限界が早くも見えてきた。積み上げてある本と段ボール箱と、空いている本棚を見比べると、どうやっても入りきらない気がする。それで美礼さんに、「この辺、スペース空いてるから、もうひとつ棚置こうよ」と提案したのだが、「それじゃナカに入れませんよ!」と即却下される。ツライなあ。みんなが帰ったあと、少し片づけをして、歩いて帰る。千駄木のラーメン屋に行くも定休日で、カップラーメンを買ってウチで食べる。疲れきって、布団にもぐりこむ。


棚板を取り出すために買った〈IKEA〉の本棚が2本、未組み立ての状態で余っています。どちらも高さ202センチ×幅80センチ×奥行き28センチです。棚板はありませんが、中央の仕切りはあります。IKEAで買うか、自分で板を切ってつくることもできます。車で取りに来てくれる方には、無料で差し上げます。メールでご連絡ください。写真は組み立てた状態です。ご参考まで。【2月26日追記】2本とも引き取り手が現れたので締め切ります。


岡崎武志さんから『ベストセラーだって面白い』(中央公論新社)をいただきました。ありがとうございます。石丸澄子さんの装幀は、一冊ごとに良くなっている気がする。