アクセスと月の湯古本市と奨学金

今日の朝日新聞書評欄に、重松清さんが『書肆アクセスという本屋があった』の書評を書いてくださった。「身内の〈心意気〉に満ちた一冊」であるが、「決して内輪話や古き良き時代への郷愁で閉ざされてはいない」とある。この本のつくり手の一人として、こういう評価はとても嬉しい。


午前中は布団の中で本を読んだり、掃除をしたり。ヨガから帰ってきた旬公と、隣の〈ラ・カンパネラ〉でチキンカレーを食べる。ここ、今月中に閉店してしまうのだ。閉まる前に、まだ食べてなかったビーフシチューにチャレンジしたい。西日暮里に行き、旅行の荷物の整理やら、溜まっていたメールの返信やら。原稿も書かねば。


わめぞ新イベントが、いよいよ発表になった。

第1回 月の湯古本まつり 〜銭湯で古本浴〜


月の湯は昭和8年創業。木造破風造り建築で、浴場には富士山のペンキ絵、床は今ではめずらしい六角形のタイルを使ってある昔ながらのたたずまいの銭湯です。現在は週3日の営業。そんな定休日の銭湯をまるまるお借りして、古本市とトークショーを開催。カフェスペースもご用意いたします。


■日時 4月5日(土)11:00〜18:30 雨天決行
■会場 月の湯 
東京都文京区目白台3−15−7
http://www.bunny.co.jp/zousi/shop/04.7_15tukino.html
JR目白駅改札を出て左方向すぐの交番前信号を渡ったところにあるバス停から、都バス「新宿駅西口」行き(白61系統)乗車、5つめの「目白台三丁目」下車。降車して左方向最初の路地曲がりすぐ。徒歩1分。


◎古本市(場所:女湯 風呂場、脱衣所)
■参加者
火星の庭(仙台)http://www.kaseinoniwa.com/
古書ほうろう(千駄木http://www.yanesen.net/horo/
オヨヨ書林(根津)https://www.oyoyoshorin.jp/
古本オコリオヤジ(林哲夫http://sumus.exblog.jp/
善行堂(山本善行http://d.hatena.ne.jp/zenkoh/
ふしあな書店(扉野良人
岡崎武志堂(岡崎武志http://d.hatena.ne.jp/okatake/
古本けものみち南陀楼綾繁http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/
文壇高円寺(荻原魚雷http://gyorai.blogspot.com/
ハルミン古書センター(浅生ハルミンhttp://kikitodd.exblog.jp/
エエジャナイカ(北村知之)http://d.hatena.ne.jp/akaheru/


▼わめぞオールスターズ
古書現世立石書店/藤井書店/m.r.factory(武藤良子)/
旅猫雑貨店/リコシェ/ブックギャラリーポポタム/bukuぶっくす
退屈文庫/琉璃屋コレクション ほか


トークショー(場所:男湯 風呂場)
■第1部 14:00〜15:00
岡崎武志さん「坂を登れば文学がわかる」
「坂」が出てくる小説を通して岡崎武志さんが文学をわかりやすくレクチャーします。 定員30名。


■第2部 16:00〜17:00
大竹聡さん、遠藤哲夫さん「酒とつまみと男と男」
「酒とつまみ」編集発行人の大竹聡さんと、「大衆酒場の詩人」の異名を持つ『汁かけめし快食学』(ちくま文庫)の著者である遠藤哲夫さんの酒飲み話。公開飲み会です。 定員30名。
▼予約受付は3月1日(土)から。予約方法は「わめぞブログ」にて改めて発表します。3月1〜2日に開催の古書往来座外市会場でも受付いたします。 http://d.hatena.ne.jp/wamezo/ 
入場料は両トーク共に、銭湯と同じ各430円。


◎カフェ(場所:男湯 脱衣所)
萬福亭チキンライス(古書ほうろう)
焼き菓子/mws a point(ムーズアポワン・目白)http://mws.holy.jp/blog/
お茶/乙女湯のたしなみ http://otomeyu.exblog.jp/
ソフトドリンク各種、ビール、酒類の販売もあり
※数に限りがございます。売り切れ次第終了となります。


■注意!
トークショー開催中は,トーク参加者以外の方はカフェをご利用いただけません。古本市スペースは終日出入り自由です。


●主催:わめぞ http://d.hatena.ne.jp/wamezo/

こういう場所を使うというアイデアも凄いけど、これだけ多くの人や店を組み合わせる力にも感心する。昨年秋の一箱古本市に出品していた「乙女湯のたしなみ」というフリーペーパーがおもしろいよ、とこないだ瀬戸さんに云ったら、もう今回参加するコトになっているんだもんなあ。すべてのイベント主催者は、わめぞ民のフットワークの軽さを見習うべし。余談だが、こないだ〈ブーザンゴ〉の茶話会に来てくれた武藤良子さんが、「わめぞに比べると、不忍ブックストリートの人たちってみんな大人だなあ」と呟いていたのが可笑しかった。たしかに、そうかもしれないけど、わめぞでいちばん子どもっぽくて騒がしいなのは、武藤さん、アンタでしょ!


日本学生支援機構(昔の日本育英会)から、「奨学金返還完了通知」が届く。180万円を15年かかって完済したのだ。やっと終わったと感無量だ。ただしコレは大学院で受けていたほうの奨学金。学部時代の奨学金は、あと1回か2回払わねばならぬ。奨学金もらえなかったら、学部はともかく、大学院に進むコトはできなかったろうから、奨学金制度にはとても感謝している。あと、無利子のを受けることができたのもありがたかった。