「一箱古本市week」に向かって

しのばずくん便り」に「一箱古本市week 企画募集」という記事が載りました(http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/)。今年の一箱古本市は、4月27日(日)と5月3日(土)の2日間。なので、この前後を含む、4月26日(土)から5月4日(日)までを、「一箱古本市week in 不忍ブックストリート」と名づけ、この地域で、さまざまなイベントをやろうというものです。一箱とイベントとの組み合わせは、前からやりたかったのですが、一日15ヵ所回ったお客さんはそれだけで疲れてしまって、ほかに足を運んでくれなかったのです。こういう期間を設けることによって、いろんな企画が実現可能になるのではと思っています。


実行委員会での企画案はかなり挙がっていて、それらを一つずつ検討しているところです。すでにほぼ決まったものもあります。少なくとも、ライブ、トーク、展示、ワークショップを1つずつはやりたいと思っています。


また、地元のお店や地元在住のヒト、あるいはこの地域で何かやってみたいというヒトの参加も募集します。芸工展ほど大きい規模にはならないし、する気もありませんが、この期間に谷根千に行けば、「本」をテーマにした企画にいくつも出会えるようになったらいいと思います。「自分で企画は出せないけど、場所は提供してもいいよ」というヒトも歓迎します。アイデア持って参上しますので。


あと、やっぱり手伝ってくれるヒトは、いくら多くてもいいのです。一箱の当日だけでなく、week中のそれぞれの企画について、中心になって引っ張ったり、店番をしてくれたりするヒトを募集します。一箱の店主に応募するつもりのヒトが、別の日に手伝ってくれるのももちろんOKです。次の茶話会では、具体的に話が出るかもしれません。2月6日(水)8時から、〈ブーザンゴ〉でやります。気軽に参加を。


2月9日から3月2日までは、名古屋で「Bookmark Nagoya」(http://www.bookmark-ngy.com/)が開催されます。この期間の企画は50本もあるようです(正確には数えてないけど)。〈リブロ〉名古屋店での「名古屋大古本市」には、ぼくも参加します(ほうろうにも出品協力してもらって)。このパワーはすごい。「ブックオカ」もそうだけど、ひとつの都市を巻き込んだイベントと、我々のように東京の一地域でのイベントでは、いざ動くときに集まるヒトの数が違うのです。だけど、小さくてもいろいろやりようはあるんです。期待しててください。


今日は一日、校正と単行本の割付の仕事で、テーブルに座ってひたすら赤ペンと鉛筆を振るった。7時半に日暮里駅で、『ぐるり』の五十嵐さんと待ち合わせて、〈豊田屋〉へ。最新号を受け取る。巻頭は友部正人さんインタビューで、渋谷毅さんのソロアルバムについてのインタビュー(渋谷さんの力の抜け加減を、聞き手の五十嵐さんがうまく再現している)もある。ぼくの連載は、細馬宏通さんの「かえる目」を。ライブが見られなかったので、CDだけで書いた。本文で、「かえる目【ルビもく】」とあるのは、「目」のヨコに「もく」とルビを振ってくれという指定で、校正でもそう書いたのだが、直っていなかった。残念。『ぐるり』は次号でリニューアルするので、ぼくがどう関わるかを相談する。その他、いろいろやりたいことを話す。五十嵐さんとはこの3年ぐらい、ずっとこんな雑談を繰り返してきたけれど、今年は具体的に動き出すのかも。楽しみだ。