肩がパンパン

2日間、重いものを持ったり運んだりしたせいで、昨夜から肩がパンパンに腫れてしまった。ツボを押す器具を使ったり、旬公に教えてもらったヨガのポーズをちょっとだけやってみたりするが、痛みはあまり引かない。風呂に入って一晩寝ると、肩の重みがずいぶん和らいだ。


仕事場に行き、原稿を2本書く。壁面にだけ本棚がある部屋はかなり広く、新しく買った椅子も座り心地がよく、なかなか快適。だが、すぐに部屋の中央に、天井まである高さの本棚が4本、机の左右にも2本設置されることになっている。自分で決めたこととはいえ、そうなったらさぞ息苦しいだろうな。いっそ、いまある本棚に収まらない本はすべて処分してしまったらどうかという思いが、一瞬アタマをよぎる。ムリに決まってるけど。


橋爪節也さんから『新菜箸本撰』第5号が届く。今回は、江戸時代の言葉遊びや見立てものを紹介している。相蘇一弘「「正遷宮のつくり物」と心斎橋筋」は、身近な道具を使って事物を表現する遊びについて。板祐生の故郷・鳥取県南部町の法勝寺では、いまでも「一式飾り」という行事が行われていて、前に見に行ったことがある(旬公が『銀花』にルポを書いている)。アレも大阪から伝わったものだろうか。本誌に挟み込まれたオマケ(ねずみのおみくじ)に、次の歌が。「みわたせば よすみのやまは ほんのみね かすみのかかる よんだないよう」。作者は「積読院」。苦笑するしかない。


オヨヨ書林が三年ぶりに目録第4号を発行。特集は「未来の見本」。広い意味でのモダニズム関連の資料が中心。かなり気合の入っており、池田文痴菴ほかの「創作絵葉書のコレクション」150枚(15万7000円)をはじめ、欲しいものが多いが、手が出ないなあ。


本日より朝日新聞朝刊で、島田雅彦(作)・内澤旬子(絵)「徒然王子」が始まりました。朝日を取っている方は眺めてくだされば幸い。連載中はウチにも朝日が届くので、書評欄を読みに図書館に通う必要がなくなってヨカッタ。